ONE DAY SCHEDULE

  • 9:00

    現場打合わせ
    施工の現場に導入するシステムの
    打合せで、新しい技術を紹介する。
  • 10:00

    移動
    現場から本社に移動。
  • 14:00

    支店打合せ
    遠隔地の支店や現場とは、ネット
    ミーティングを使い打合せを行う。
  • 15:30

    資料作成
    現場から要望のあったシステムを開発するため、仕様書や資料を作成する。
  • 19:00

    退社
    繁忙期には、多少遅くまで残業になることも。

01

仕事内容

最先端のITを組合せて、施工現場の生産性や安全性、品質の向上を目指す。

私の所属する施工ITグループは、施工現場の生産性や安全性、品質などをITツールを活用し向上させていくことを目指している部署。例えば、ブルドーザーが誤って人を巻き込んでしまわないよう、作業員全員がIDタグを着用し、一定の距離以上に近づくとセンサーが感知してブザーが鳴り、作動が停止するといったシステムがその一つです。あるいは、現場で作成される膨大なメモや写真をパソコンに入力する作業を自動化したり、鉄骨などの品質保持のため、バーコードを使ってトレーサビリティーを実現するといった仕組みも既に実用化されています。自分が開発に携わったシステムを使うことで「便利になった」という現場からの声を聞くことができるのが、仕事の一番のやりがいです。

現場のニーズに応えることと、未来に向けた種まき、どちらも、より進歩した現場づくりを実現するため。

私たちが手掛ける技術開発には、施工現場からの「こういうものをつくってほしい」という要望を実現していくものと、自分たちで新しい技術やデバイスを見出して活用方法を考える基礎研究的なものがあります。また、積極的にITを活用しようとする現場だけでなく、こうしたツールに苦手意識を持つ現場も少なくないので、その手軽さや便利さを実感してもらったり、真のニーズ把握のためにも、現場へ頻繁に通うことも私たちの大切な仕事です。今面白いのは、スマートグラス(ウェアラブルデバイス)とAR(拡張現実)技術を組合せ、現場に立つだけでその部分の図面が目の前に浮かび上がる、といったシステムです。現場のニーズに対応したソリューションの実現と、未来に向けた種まきを同時に展開していきます。

02

入社の動機

建設分野におけるITの積極的な活用。
鹿島の先見性と取組みに、大きな期待感を抱いた。

大学院時代には、「都市をモデル化して交通状況を考察する」という研究をしていました。ゼネコンへの就職を考えるようになったのは、都市計画とITの知識をともに活かせるような仕事ができるのではないか、と考えたから。当時の建設業界でIT活用に最も積極的に取り組んでいるのは鹿島だと教授から教えられ、入社を希望しました。

03

今後の目標

どんな技術もシステムも現場で有効活用できてこそ。的確にニーズに応えつつ、作業の効率化を図っていきたい。

私たちにとってのITは、土木や建築の現場で有効に活用できてこそ価値のあるもの。おそらく1~2年後には、タブレット端末を使った施工図の確認や施工記録はすべての現場で当たり前になるでしょう。しかし、私たちが目指すIT活用は、そのような単なる電子化にとどまるものではなく、機械とITとの融合、施工方法自体のゼロからの見直しなどを行い、最小の労力で最高品質のものづくりを可能にすることです。それこそが私たちが目指す情報化施工、IT活用のあり方だと考えています。

04

休日の過ごし方

会社の有志チームでテニスの楽しさを満喫中。仕事以外で社員同士の交流を深める意義は大きい。

月に数回、会社の有志で結成したテニスチームの練習に参加しています。会社の保養施設のコートを利用できるため、気軽にプレーできるのは嬉しいですね。テニスをはじめたのはこの会社に就職してからですが、先輩・後輩とのコミュニケーションを深めたり、良い気分転換にもなっています。冬は、スノーボードにも行きたいと思っています。

05

鹿島の社風

自分の担当するプロジェクトは最後までやり抜く、という責任と誇りを持った人の多い会社。

自分の仕事に責任と誇りを持って取り組む、真面目な人の多い会社という印象があります。そして、プロジェクトがいったん始動すると、どんな困難があろうと最後までやり抜くのだという強い心構えも感じられます。身近には面倒見の良い先輩社員も多いため、成長しようという意欲さえあれば、学びの機会はいくらでもあると思います。

阿子島学

学生へのメッセージ

就職活動は、自分を見つめなおす絶好のチャンスです。土木や建築とITの両方に興味のある人には、ぜひ入社してほしいですね。

MESSAGE

※原稿は取材当時のものです。