プロジェクトストーリー
国内最大級のタワーマンション開発
分譲マンション年間販売数で国内1位を記録
【プロジェクトストーリー01】2016年に竣工した国内最大級のタワーマンションを中心とする開発プロジェクトを担当したことは、開発系担当として確かな手応えを感じた取組みでした。場所は東京・勝どき。敷地面積は約1万m²、地下2階、地上53階、1420戸の住宅を擁するタワーマンションをはじめ、サービス付き高齢者住宅、店舗からなる大規模複合開発でした。法律の規定に従って地権者の方々と共に街作りを進める法定再開発事業であり、快適に長く住み続けられる環境・建物という地権者の方々のニーズを最大限に反映してプロジェクトは進められました。事業としては、保留床といわれる地権者の方々が使わない床(全体の約9割)を、デベロッパーJV5社の幹事として取得し、分譲マンションとして販売。2014年に販売を開始し、同年のマンション分譲戸数では、当プロジェクトが国内一位を記録しました。
マンション分譲事業全体の方針と
ものづくりの間の調整役として
【プロジェクトストーリー02】このプロジェクトでは、基本的な計画から建物の細部までトータルに関わりました。地権者の方々との勉強会を通じた検討や共同事業者との打合せ、社内での設計・施工など開発以外の担当者との調整など、マンション分譲事業全体の方針とものづくりの間の調整が私の役割でした。中でも、最も印象深いのは、分譲マンション販売時に必要な図面集やパンフレット作成のために進めた、社内の設計・施工担当者との協働作業です。戸数も住戸タイプ数も多い中で、より良いものを販売できるように、各住戸の細部を決めながら販売用のパンフレットの、ビジュアルにまとめて行くものでした。一方で、利便性の高さや部屋からの眺望の良さ、独自の制震構造など、多くの人にマンションの魅力を訴求するためにTVCM等の広告も展開。1年以上の時間をかけて取組みましたが、よりよいものを生み出せたと感じています。
エネルギーを一つの方向にまとめていく
プロジェクトマネージャーを目指して
【プロジェクトストーリー03】このプロジェクトに対する評価は、2014年のマンション分譲戸数が国内一位を記録したことが、何よりも物語っていると思います。その中でも、鹿島に対する信頼をもとに購入いただいた方をはじめ、居住者や利用者の方々から、高い評価の言葉をいただくことができました。私自身は、多種多様な価値観、立場の方々が関わって大きなプロジェクトが成り立っていることを改めて実感し、またそのエネルギーを一つの方向にまとめていくことを体験できたことは、大きな成長につながったと感じています。また、結果として、いいものづくりの方向に導くことができたという手応えは、大きなやりがいをもたらしてくれました。近い将来、入社時から掲げている目標である「大規模複合開発のプロジェクトマネージャー」を目指して、着実に成長していきたいと考えています。
※原稿は取材当時のものです。