プロジェクトストーリー
魅力的な都市空間の創造を目指した
横浜・「みなとみらい21地区58街区」開発プロジェクト
【プロジェクトストーリー01】現在、私が担当しているのは横浜駅から「みなとみらい21地区」の玄関口となる58街区開発プロジェクトであり、約9,300m2の敷地を開発対象としています。利便性の高い立地特性を最大限に活かし、高機能オフィスを中心とした高層棟やにぎわい施設であるプラネタリウムを中心とした低層棟を計画し、延床面積約84,000m2の複合ビルを建設するプロジェクトです。社内はもちろんのこと、横浜市、共同事業者、グループ会社等との綿密な連携を図り、横浜の特性を活かした魅力的な都市空間を実現するため、幾度となく協議を重ねてきました。2019年4月に着工し、現在は竣工に向けたプロジェクトの全体マネジメント、テナント誘致活動などを行いながら、着実な事業推進に取り組んでいます。
全体工程を把握して事業を推進
落札に向けてチーム一丸となって
取り組む
【プロジェクトストーリー02】私の役割は、事業の骨格となる全体工程を把握しながら、企画立案した事業を実現していくことです。そのためには、詳細な建物設計や施工検討まで行い、工程・コストを把握し管理すること、さらには竣工後の施設運営や維持管理を想定しながら計画するなど、幅広い検討が求められます。そんな多岐にわたる取組みの中でも、コンペに向けた準備は、苦労があったものの確かなやりがいがありました。このコンペでは、にぎわい施設誘致を目指すことが求められる一方で、敷地条件の制約として地下に鉄道が走っているなど、さまざまな提案が求められました。さらには提案書作成だけでなく、模型や動画などさまざまなツールを作成し、社内関係者、共同事業者とともにチーム一丸となってプレゼンに臨み、その結果落札することができました。受注後は、プロジェクトを円滑に進め、より魅力的な都市空間を生み出すため、横浜市と協議を重ねながら細部にわたり検討を進めています。関係者一同が納得できるよう信頼関係を構築することが重要であり、着地点を模索し提案しながらも、自分のこだわりや思いを持ってこのプロジェクトを一歩前に進められた時は、強くやりがいを感じています。
確かな手応えを感じたプロジェクト
新しい風を吹かせられる人材に成長したい
【プロジェクトストーリー03】入社1年目からコンペ、土地取得、さらには着工、計画中まで携わることができたことは、私にとってかけがえのない財産となりました。試行錯誤の中で、プロジェクト全体の流れや事業の進め方を日々吸収し、着実な成長を実感しています。2021年秋の竣工に向けて、今後もプロジェクトを的確にマネジメント、魅力的な建物を計画していきたいと思っています。将来の目標は、国内開発事業に関する知見・ノウハウを蓄積しながら、いずれ海外の開発プロジェクトも経験したいと思っています。異なる文化や風土の中で、日本で行う開発事業とは異なった視野を磨き、日本に持ち帰ることで、今後の鹿島開発事業へ新しい風を吹かせられるような人材に成長したいと思っています。
※原稿は取材当時のものです。