プロジェクトストーリー
東京ガーデンテラス新築工事
国際複合市街地の形成を目指して
【プロジェクトストーリー01】入社3年目、東京建築支店に異動となり、多くのプロジェクトに関わりました。中でも印象深く残っている取組みが、赤坂プリンスホテル跡地の再開発プロジェクトである、「東京ガーデンテラス新築工事(紀尾井町計画)。恵まれた自然環境と歴史的環境の調和した都市機能を更新し、土地の合理的な高度利用を促進、シンボルロードである紀尾井町通りの緑化と風格ある街並みの形成を図ることが目標でした。当社はオフィス、ホテル、商業棟の新築工事、旧グランドプリンスホテル赤坂旧館の増築工事を請け負いました。当時支店内でも最大規模の現場。緑豊かな自然が保たれた風致環境において、歩行者の回遊性を高める沿道整備と複合機能の集積を図ることで、国際複合市街地の形成を目指すという、発注者にとっても鹿島にとっても意義深いプロジェクトでした。
周囲とコミュニケーションを取る中で
自分の役割を見極めながら現場に関わる
【プロジェクトストーリー02】私にとってはじめての大規模現場であり、まだ知識も経験も十分でない自分が、さまざまな職種、立場の人がいる中で、事務系社員として現場のためにできること、自分に求められることは何なのかを的確に把握しながら業務に臨むことを心がけました。技術系社員の現場巡回に同行して施工のことを学び、また協力会社が集まる会議等に顔を出して、職場環境改善に関して共に考えるなど、とにかく周囲とコミュニケーションをとること、自分にできることはどんなに小さなことでも誠実に対応し意識的に足を動かすようにしていました。やがて技術系社員からは「この仕事一緒にやろう」と、職人さんからは「困っているなら声かけてよ」等々言ってもらえるようになり、たくさんの人と信頼関係を築き、自分の役割を見極めながら仕事ができるようになった実感があった現場でした。
自分の仕事が成功の一助になった手応え
自分の仕事に自信を持つ契機となった
【プロジェクトストーリー03】この現場で、周囲の人たちとよくコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことが極めて大切なことを実感しました。相手の懐に入り、相手の状況や考え、想いを理解して自分の考えを発信、お互いに納得しながら現場を進めること。自分の関わり方一つで仕事の流れを変え、風通しの良い環境を作ることができることを学びました。自分の仕事が現場の成功の一助になった手応えがあり、自分の仕事に自信が持てるようになったと思います。非常に工期が厳しい現場でしたが、無事にお客様に引き渡すことができ、「鹿島さんはやっぱりすごい、一緒に仕事ができて良かった」という言葉をいただけました。現場の仲間からは「安野は厳しい局面でもよく乗り越えた。また一緒に仕事しよう」と声をかけてもらいました。仕事の大きなやりがいを感じたプロジェクトでした。
※原稿は取材当時のものです。