ONE DAY SCHEDULE

  • 7:15

    出社
    メール・スケジュールを確認し、ToDoリストを作成する。
  • 8:00

    資料確認
    統合報告書のゲラを確認し、修正必要箇所に赤入れをする。
  • 10:00

    社内打合わせ
    経営企画部と統合報告書の制作打合せ。各コンテンツの進捗状況を確認する。
  • 13:00

    企業訪問対応
    次世代教育の一環として、建設業や鹿島について中学生に講義を行う。
  • 15:30

    記事作成
    ホームページに掲載する、社会貢献トピックスの記事を作成する。
  • 16:30

    退社
    育児フレックス制度を利用し、定時前に退社。保育園へ子どもたちを迎えに行く。

01

仕事内容

様々な媒体を通じて「鹿島」の魅力を伝え、
理解を深めてもらい当社のファンを増やす
広報の仕事。

入社後、4年ほど土木工事の現場を担当後、2回の産休・育休を経て現在に至るまで、広報室にて社外広報・CSRと報道の仕事を担当してきました。
社外広報・CSRでは、統合報告書の作成や社会貢献活動を担当していました。統合報告書とは社会に対し、当社グループへの理解を深めてもらうことを目的とする冊子です。情報収集・コンテンツ企画から各部署との調整業務、原稿の確認・修正、進捗管理のほか、英訳確認等、業務は多岐にわたります。大変な仕事ですが、会社の様々な取組みを知ることができ非常に勉強になりました。社会貢献活動においては、小中学生を対象にした「鹿島サマースクール(現場見学会)」や、中高生を対象とした出前授業、企業訪問の受入れ対応などを行っています。皆さんから「建設業に親しみや興味が湧いた」などの感想を頂くことが多く、次世代を担う子どもたちに建設業の魅力を伝えられることにやりがいを感じます。
報道の仕事はメディア対応が中心となります。新技術や経営方針などをメディア向けに発信する文章作成や記者発表の実施、メディア側からの取材対応などを行っています。各メディアを通じて当社の取組みを広く、正確に世の中に知ってもらうことを大事にしています。

高校生たちの「真剣」に、情熱と真摯さで
応えてくれた社員たち。
イベントへの参加が実りあるものになった
喜びと、仲間への誇りを感じた経験。

これまでの経験で印象に残っている仕事は、2021年に参加した、高校生を対象にしたビジネスコンテストです。参加企業が自社の事業にちなんだテーマを出題し、コンテストに参加した高校生たちはそのテーマに沿ったビジネスプランを提案する、というイベントでした。何千人という全体参加者のうち当社に応募したチームの中から、決勝大会に進む企業代表の1チームを選出する過程では、自らも審査員を務めたほか、様々な部署の社員が選考に加わってくれました。応募してきた高校生たちの真剣さに負けないくらいに、情熱を持って真摯に高校生たちに向き合い、評価やフィードバックをしてくれた社員の皆さん。そのスタンスが高校生たちや先生方に伝わり、「フィードバックを通じて、鹿島社員の誠実な人柄が伝わってきた」「鹿島は建設のみならず不動産開発など多岐にわたる事業や環境への取組みを行っていることを知った」「鹿島のファンになった」という声を頂きました。イベントを通じて当社の魅力を伝えられたことを嬉しく思いましたし、改めて一緒に働く仲間たちに誇りを感じました。

02

入社の動機

留学時の経験と、就職活動当時に鹿島が
手掛けていた案件が重なった。社員との接点を通じて、自分らしく働けると思えた。

入学した大学ではカリキュラムの一環として1年間の海外留学を行う必要があり、私は未知の環境への好奇心から、日本人があまりいないだろうと思えたキプロスを留学先に選びました。現地では休暇のたびに近隣の国を訪れ、旧ユーゴスラビア圏の国々ではいまだに街並みのそこかしこに残る紛争の爪痕に衝撃を受けました。
帰国して就職活動をはじめた時に、当時鹿島が施工していた「東京駅丸の内駅舎保存・復原工事」を知り、興味を持ちました。戦災で失われた建屋を復原しようというものであり、留学中の記憶と相まってとても意義のある取組み、過去から未来へとつなぐ建設業の仕事に魅力を感じました。
面接など選考プロセスでは飾らない自分を出すことができ、「ここでなら自分が自分らしく働いていけるのでは」と思い、入社を決意しました。

03

今後の目標

鹿島のファン、建設業の未来の担い手を
増やしていきたい。

広報の仕事は、時には自分の言葉が会社の言葉として世に出てしまうプレッシャーもありますが、広報室の目標である「鹿島のファンをつくる、増やす」を実現するべく、分かりやすい言葉で情報発信することを今後も心がけていきたいです。
デジタル技術による施工の自動化・機械化・遠隔化など、建設業界の仕事のありようはどんどん進化していますが、そのような技術はまだまだ世の中に十分に知られているとは言えないと思います。そうした建設業そして鹿島の現在・未来の姿を、メディアを通じて世の中に広め、建設業へ興味を持ってもらうことで、「建設業の未来の担い手」を増やしていきたいと思っています。
また、女性活躍の取組みも進んでおり、様々なライフイベントを迎えても安心して働き続けられるよう、仕事と育児の両立支援に向けた各種制度も拡充されてきています。今後女性管理職も増えていくなか、一ロールモデルになれるよう、業務に取り組んでいきたいと思います。

04

休日の過ごし方

平日と休日の切り替えが大切。
休日は子供たちとの触れ合いや、
一人の時間を過ごす。

私の出社はいつも朝早く、子どもたちはまだ寝ているうちに家を出ます。保育園へのお迎えは私の担当ですが、平日はどうしても仕事や家事に費やす時間が多くなってしまいます。
ですから休日は、思いっきり子どもたちと触れ合うことを大切にしています。家族で公園にピクニックに行ったり、散歩をしたりすることが多いです。
時には夫に子どもを任せ、マッサージで疲れを取った後、ゆっくりランチをする休日もあります。

05

鹿島の社風

個性豊か、一方で一歩先を見て仕事をする
真面目な人たち。

一歩先を見て、社会のため、会社のために、自分は何をするべきなのかと考えているような人が多いのではないか、と思います。広報室の仕事は様々な部署の社員と関わることが多いなか、真面目な方が多い印象です。私は広報を通じてインナーコミュニケーションを図ることで、社員一人ひとりの会社や自分自身の仕事に対する誇りを醸成し、組織の活性化につながってほしい、と思っています。
建設業は男性の多い職場と思われがちですが、年々、女性社員の数は増えています。女性社員の産休・育休の取得や育児フレックス制度の利用などは当たり前で、男性社員の取得・利用も増えています。女性が働きやすい業界になってきていると言えるのではないでしょうか。

ファイファー 文香

学生へのメッセージ

事務系は現場事務から管理部門まで様々なフィールドがあります。関わる人の範囲もお客様、協力会社、地域住民の皆さんなど広く、多様で様々な考えを持つ人とコミュニケーションを重ねていく必要があります。
学生時代は、成功や失敗にとらわれず、様々な経験をして多様な人たちとコミュニケーションを交わし、自分の価値観や視野を広げることをお薦めします。そのことは、必ず社会に出た時に役に立つはずです。

MESSAGE

※原稿は取材当時のものです。