ONE DAY SCHEDULE

  • 8:30

    出社
    メールをチェックし、1日の作業の
    準備を行う。
  • 9:30

    打合せ
    上司に作業の進捗を報告し意匠設計や設備設計と打合せを行う。
  • 11:00

    現場定例会議
    現場での定例会議に参加。発注者や
    現場担当者との
    打合せを行う。
  • 14:00

    帰社後、構造検討
    会議の内容を持ち帰りその内容を反映した構造設計の検討を行う。
  • 19:00

    退社
    繁忙期には残業することも。翌日の
    準備を終えて、帰宅。

01

仕事内容

意匠設計が意図したデザインに安全性を加え、施工やコストの面にも優れた構造で肉付けしていく。

私たち構造設計の仕事は、意匠設計の担当者が作成した計画案を基に、柱や梁、床など構造体の仕様を決め、建築物として成立させていくこと。強度や耐震性はもちろんのこと、コストや施工の労力をできるだけ抑えながら、発注者の求めるものや意匠設計のイメージを損なうことのない構造を設計していきます。私は入社後、マンションの設計を中心としたハウジング統括に配属。その後、工場プラント等を担当する生産統括を経て、九州支店で約3年を過ごしました。本社設計部と異なり、支店では一人の設計者がビル、物流倉庫、学校などさまざまな物件を担当するため、知識や技術の幅を大きく広げることができました。2014年からは本社の建築設計本部に異動。現在はオフィスビルの構造設計を担当しています。

長周期地震を考慮し、鹿島独自の高性能制震を提案。高い技術力を活かし、安心安全な建物を設計する。

現在、私が手掛けているのは、東京都心部に建設される超高層大型オフィスビルの設計です。長周期地震や巨大地震が懸念される昨今、発注者が求める高い耐震性を備えた構造物を、いかにつくり上げるかが私たちの役割。今回のプロジェクトでは、発注者は免震構造を想定していたのですが、私たちは鹿島が開発した高性能制震システムを技術提案しました。この建物には、さまざまな特性をもつ制震装置をバランスよく用いた本システムが適していると判断したのです。説明・協議を経た結果、発注者からこの提案が高く評価されて採用となり、現在、意匠設計・設備設計と連携して構造設計を実施しています。施工性にも配慮しつつ、安心安全、かつコストパフォーマンスに優れた構造を目指しています。

02

入社の動機

施工に近いところで構造設計をしたくてゼネコンを志望。日本の超高層ビルをつくってきた鹿島に憧れがあった。

学生時代には、建築物の鉄骨系構造について勉強していました。就職活動では構造設計の仕事ができる会社を探し、ゼネコンやハウスメーカー、建築設計事務所を検討する中、施工に近いところで仕事をしたいという想いが高まり、ゼネコンを志望しました。鹿島への入社を決めたのは、日本の超高層ビルの先駆けである霞が関ビルをつくった会社、という憧れからです。

03

今後の目標

自分たちが理想とする構造設計と品質を両立させ、多くの人の印象に残る建物をつくっていきたい。

今、手掛けている都内のプロジェクトを無事に竣工させることが一番の目標です。自分たちが目指す設計と品質を両立させ、施工部門と一体になって、多くの人の印象に残るような建物にしていきたい。このプロジェクトは当社からの技術提案で構造の基本が決まっただけに、技術者として絶対に成功させたいという意気込みがあります。

04

休日の過ごし方

結婚してからの休日は、家族が中心。平日に触れ合う時間が少ない分、土日はパパを満喫。

独身時代には毎週のようにゴルフやスノーボードに通っていましたが、結婚してからは家族が中心の休日です。子供は今、3歳と0歳。平日は一緒に過ごす時間がなかなか取れないため、土日は公園に行ってブランコや滑り台で遊び、パパを満喫しています。20代で結婚して子供がいる先輩や同期も多く、充実した私生活の様子がうかがえます。

05

鹿島の社風

高い専門知識と仲間意識を持つ人が集まった会社。構造設計の重要性も的確に理解してくれている。

社員の意識として「設計から施工までオール鹿島で」という風土があり、仕事で困ったときでも、社内の高い技術を持った専門家に聞けば、必ず解決策が見つかるという安心感があります。また学生の頃、設計は意匠主導で進むものと思っていましたが、当社では構造設計の重要性を他部署が理解してくれているため、対等な意見交換が行われています。

田中裕之

学生へのメッセージ

鹿島は礼儀正しく聡明な人が集まり、真剣に技術と向き合っている会社です。優れた専門家のもと、意欲次第でさまざまな経験を積むチャンスがあります。

MESSAGE

※原稿は取材当時のものです。