ONE DAY SCHEDULE

  • 8:30

    出社
    メールチェック、スケジュール確認。
  • 10:00

    社内打合せ
    設備、構造、開発、施工など各担当者と打合せ。
  • 12:00

    昼食
    本社・赤坂周辺をランチ散歩。
  • 13:00

    設計検討
    作図、プレゼン資料作成等、設計検討。
  • 15:00

    施主打合せ
    施主、その他関係者と打合せ。
  • 18:00

    退社
    資料作成、事務作業を終えて退社。

01

仕事内容

お客様のニーズを的確に把握し具現化していく。建物が竣工したとき味わう、大きな感動と達成感。

私が所属する建築設計統括グループの意匠設計は、オフィスビル、商業施設、教育・文化施設、医療施設、住宅、宿泊施設など、用途別にグループ分けされており、ほぼすべての建築物を網羅しています。私は入社以来、さまざまな規模のオフィスビルの設計に携わってきました。建築の意匠設計は、社会的要望や異なる背景を持つ関係者の多様なニーズを引き出し、形にしていく仕事です。また意匠設計担当は、構造設計担当、設備設計担当、現場担当他が集まるチームのフロントに立ち、お客様や行政との調整を行うコーディネーター的役割を担います。したがって、単に意匠設計のクォリティを追求するだけでなく、建築物の全体感を俯瞰してとらえ、プロジェクトをコントロールしていくスキルも求められます。試行錯誤を重ね、一つ一つの課題を解きながらチーム一体となって進めていく中、建物が竣工したとき大きな感動と達成感が味わえる仕事です。

入社2年目に感じた仕事の魅力とその重責。
今、新たに商業施設設計へのチャレンジが始まった。

意匠設計は上流の企画から基本設計、実施設計という流れがあり、ケースによって担当はさまざまですが、入社2年目のとき、ある企業の新本社ビルの案件で、プロポーザル、基本設計、実施設計、その後の着工、竣工までフォローするなど、すべてのフェーズを担当しました。お客様のニーズは「新しい環境・風土の創造」というもので、何度も打ち合わせを重ね、ニーズを具体的な形に落とし込んでいきました。自分の描いた画が形になり、社員のみなさまがその中で過ごす様子を目の当たりにし、意匠設計という仕事の魅力とその重責を改めて感じました。オフィスビルを6年間担当し、育休から復帰後は、新たに商業施設の担当となりました。商業施設は初めての経験。現在、取り組んでいるのは東京駅前の大規模再開発プロジェクトで、私は実施設計のフェーズで参加しました。担当は大型複合施設の低層部に設けられる商業施設。商業施設は日常を過ごすオフィスビルとは異なる「ハレ」の場だと思います。快適性や利便性だけではないプラスαの要素を、自分なりの感性で図面に反映させていきたいと考えています。

02

入社の動機

KAJIMA DESIGNが手掛ける端正な作品に憧れた。社員の建築デザインへの探求心の強さに惹かれた。

私は学生時代、海外の建築家の研究などを通じて、意匠設計の世界に自分なりのこだわりがありました。そんな中で「KAJIMA DESIGN」が手掛ける端正でプロポーションの美しい作品に、憧れの気持ちを持っていました。また、社員の方々は、建築デザインへの探究心が強く、社内外問わず積極的な活動を行っていること、ランドスケープデザイン、イリア、鹿島出版会等、さまざまな関連会社との関わりやアカデミックな活動が多いことも魅力に感じました。社会に影響力のある仕事を手掛けられることも魅力を感じた要素の一つです。

03

今後の目標

日々がより豊かになるような建築を手掛けていきたい。多くの人と連携・協働する中で視野を広げていく。

そのまちで過ごす人の暮らしが少しでも豊かなものになるような建築を手掛けていきたいと考えています。そのためには設計者として高いデザイン力・技術力を身に付ける必要があります。自分の感性を大切にしながら、社内外の多くの人々と連携・協創する中で、さらに多くのことを学び、視野を広げていきたいと思っています。建築設計の奥深さを味わいながら、より質が高く心地良い、長く愛される建築を手がけられるよう、一歩一歩成長していきたい。まずは、私にとって新たな挑戦である商業施設において、高い安全性を確保しつつ、非日常を演出するデザインなど、訪れた人がまた来たいと感じるような施設を生み出したいと考えています。

04

休日の過ごし方

家族や友人との時間、一人の時間も大切に。
家族で出かけるアート鑑賞は癒しの一つ。

平日は仕事や家事に多くの時間を使うので、休日は家族や友人との時間、あるいは一人の時間も大切にしています。とはいっても、やはり1歳になった子どもと過ごすことが多くなります。歩き始めた子どもの手を引いての公園散歩、家族で美術館へ行くことも多いです。子どもは美術館の広い空間を楽しみ、大人はアートを鑑賞。建築に留まらず、さまざまな自由な表現に触れることは癒しとなり、また刺激にもなっています。子どもを家族に任せ、好きな映画を見るなど、ゆっくりひとりの時間をつくる休日もあります。

05

鹿島の社風

真摯で熱心、強い覚悟と粘り強さを持った個性的な社員が、真面目で誠実な社風を形づくっている。

鹿島の社員は、デザインや品質へのこだわりが強く、真摯で熱心。さらに、強い覚悟と粘り強さを持った個性的な方々が多いと感じています。そんな各分野のプロフェッショナルのみなさんと日々議論を重ねる中で、自身では想像もしなかったブレイクスルーがあり、日々刺激を受け、視野が広がっていくことを実感しています。こうした魅力的な社員が、鹿島の真面目さや誠実さといった社風を形づくっていると感じています。また、社会や環境の変化に柔軟な風土であり、自身で自らのキャリアデザインを考えられる環境であることもありがたく思っています。

井上美奈

学生へのメッセージ

いろいろな場所へ行き、視野を広げることをお薦めします。就職活動は、さまざまな人と話をすることで、改めて自身の価値観ややりたいことと向き合える良い機会だと思います。学生の皆さんそれぞれにとっての、良い環境が見つかるよう応援しています。

MESSAGE

※原稿は取材当時のものです。