ONE DAY SCHEDULE

  • 8:30

    出社
    メールをチェックし、1日の仕事内容を確認する。
  • 9:30

    設計内調整
    設計変更点を意匠・構造の設計担当者と共有、調整を行う。
  • 14:00

    定例会議
    現場事務所に赴き、発注者や施工との打合せを行う。
  • 17:00

    社内打合せ
    定例会議で出た懸案事項
    や工事の進捗など部内で
    確認。
  • 19:00

    退社
    日により帰宅時間は変動
    するが遅く
    なることは稀。

01

仕事内容

設備設計部門には、建築以外の出身者も多数。新人研修では建築の専門用語から学んだ。

私は電気工学専攻のため、建築の知識はほとんど持たずに入社しました。設備設計部門は機械や電気専攻の出身者が多いため、研修期間は長めです。研修は建築業界の専門用語を学ぶことに始まり、衛生・空調・電気という設備設計が携わる三分野の基礎知識を習得。さらにはCADを使用して設備設計図を描くという教育も受けました。その後はOJTとして埼玉県の超高層マンション建設プロジェクトに参加し、現場での施工管理業務などを学びました。現在は本社の建築設計本部に戻り、工場などの生産施設の電気設備設計を担当しています。当初は先輩社員の図面作成のサポートなどが中心でしたが、徐々に自分にも設計の仕事を任せてもらえるようになりました。

携わる施設ごとに異なる機器や設備の知識が必要。学び続けることは大変でもあり、面白くもあり。

現在、私が携わっているのは、工業製品の性能が規格を満たしているかを判定する認証機関施設の電気設備設計。設置される試験機器には、電磁波を遮断するものや、電圧や周波数が異なるものなど、特殊ではじめて見るものも少なくないため、どんな仕様で電気を供給すればよいかなど、勉強しながら設計作業を進めていきます。私たち設備設計の仕事は、担当する施設によってまったく異なる設備の知識が必要となるため、その都度、状況に対応していくことは大変であり、また面白くもあります。また壁や床と異なり、照明や空調のスイッチといった設備は、お客様が直接触れ、使い勝手を実感するもの。どうすれば利用者が快適に過ごすことができるかを考えながら設計を進めていく、奥深い魅力のある仕事です。

02

入社の動機

家電や自動車メーカーを志望する同級生が大半の中、大きなものをつくる仕事に憧れて鹿島に入社。

私が学生時代に行っていたのは、電気自動車のモーターの効率を向上させるといった電気系の研究。同じ研究室の学生の多くは家電や自動車のメーカーを志望していました。しかし私は、研究室の先輩がゼネコンで働いていたことから建築業に興味を持つように。とはいえ知識のない分野のため、新人研修の充実した会社を探していたとき鹿島に出会ったのです。

03

今後の目標

どんな設備が出てきても対応できる知識を身につけて、上司の助けを借りず、一人で設計できるようになりたい。

まずは自分一人で電気設備の設計ができるようになることが目標。これまでの現場では常に上司のサポートを受けてきたため、独り立ちできるようになりたいと思っています。基本的な設計は自分でもできるようになりましたが、生産施設特有の設備などを扱うときはまだわからないことが多くあるのも事実。今後は、より知識の幅を広げていきたいですね。

04

休日の過ごし方

休日はカメラを持って散歩したり、同僚との登山やジャズのライブ演奏を聴きに行く。

休日はカメラを片手に散歩していることが多いですね。写真撮影は学生時代からの趣味。今はミラーレスのカメラを使っていますが、そろそろもっと良いものが欲しいところです。また会社の同僚と登山をしたり、ライブに出かけることもあります。最近はジャズを聴く機会が増え、ジャズ系のライブに行くことも楽しみの一つになっています。

05

鹿島の社風

建築のことを知らずに入社しただけに、新鮮な発見は多数。多くの人と話し合う仕事であるのも意外。

入社前には、設備設計という仕事をほとんど理解できていませんでした。そのため、研修やOJTで新しい知識に触れるたび、発見や驚きがありました。特に、この仕事が設計図を描くだけでなく、発注者と話し合いながら建物をつくり上げていくという点もギャップを感じたことの一つ。今では、多くの人と協力し合うことにやりがいを感じています。

加藤大

学生へのメッセージ

ゼネコンの設備設計で働くことの一番の楽しみは、出来上がっていく巨大な建築物に命を吹き込む役割を担えること。自らが設計した電気設備が実物となり、暗闇の中、建物の照明が灯され、設備機器が動きはじめると、いつも感動を覚えます。

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※原稿は取材当時のものです。