ONE DAY SCHEDULE

  • 8:30

    出社
    メールを確認し1日の
    作業に備える。
  • 10:00

    役所打合せ
    担当物件について、諸官庁との協議に赴く。
  • 13:00

    発注者打合せ
    設備の仕様について発注者との打合せを行う。
  • 16:00

    資料作成
    翌日の打合せに備え資料を準備する。
  • 19:00

    退社
    退社時間は仕事の進捗具合によって
    まちまち。

01

仕事内容

大切なのは、実際に使う人の視点に立った設備設計。お客様の使い方をイメージし、快適な空間づくりを目指す。

入社以来、業務・リニューアル統括グループという、オフィスビルの新築とリニューアルを担当しているセクションに所属しています。建築設備の設計は、お客様の要望や予算などの与条件によって内容が大きく変わってくる仕事です。例えば、空調の方式はどうするか、照明器具はLEDとするかなど、空調・衛生・電気の各設備について数多くの選択肢の中からお客様の要望と予算に合わせ、バランスの良い設計を実現していくことが重要です。設計に要する期間は規模によって半年~2年程度までさまざま。設備というものは、完成後にお客様が直接触れて操作することが多いため、使われ方をイメージし、快適な空間をつくることを心がけています。

BCPへの対応や、施工現場の省力化が昨今の課題。時代の流れや状況に応じた設計力が求められる。

東日本大震災以降、オフィスビルのトレンドの一つになっているのがBCP(事業継続計画)に配慮した設計。これは、非常事態への備えについて検討するお客様が増えているためです。発電機や貯水槽を用意するなど、さまざまな対策がありますが、日ごろは使用しない設備になるため、予算や建物内のスペースをどこまで割くのか、設計者として提案のしどころです。また、施工現場の人手不足が深刻化しているのも建築業界全体の大きなトピック。そこで、現場での作業員を極力減らすよう、設備機器の組み立てをある段階まで工場で行い、現場ではそれを据え付けるだけ、といった施工方法の工夫が求められます。それには設計段階から、施工と協同した取組みによる設計上の工夫も必要です。現在担当している鹿島の支店ビルでは、新たな施工法やシステムを導入するため、通常の設計だけでなく研究開発を含めた業務を行っています。

02

入社の動機

自分たちの技術力で建物を建てた、という達成感がほしい。ゼネコン、そして鹿島を選んだ最大の理由がそこにある。

大学院では、建築環境など設備系の研究をしていました。就職にあたり検討したのは、不動産会社、設計事務所、ゼネコン。そして最終的に、設計から施工までを一貫して手掛けられ、ものづくりの現場により近いと感じたゼネコンを選びました。また、先輩社員の親しみやすい人柄や面倒見の良さも、鹿島への入社を決めた理由。仕事内容も社風も自分に合うのでは、と思いました。

03

今後の目標

建物の用途が変われば求められる設計も変わる。さまざまな経験を積んで、得意領域を広げたい。

私がこれまで手掛けてきた建物は、オフィスビルが中心です。今後は学校や工場など異なる分野の建築に携わることで、設計のレパートリーを広げていきたいと思います。幅広い分野で豊富な実績を誇る鹿島で成長できることに感謝し多様な仕事に挑戦していきたいと思います。

04

休日の過ごし方

子供の誕生によってライフスタイルが変化。家族との時間を大切にしている。

以前は同僚と飲みに行ったり、妻と旅行をして過ごすことが多かったのですが、昨年8月に娘が生まれてからは休日の過ごし方も変わりました。娘を連れて家族で公園に出かけたり、旅行先も子供が楽しめる場所を意識して選んでいます。最近では神戸旅行をしてきました。またスポーツが好きでゴルフは職場のコンペに参加したり、両親など家族で楽しむこともあります。

05

鹿島の社風

駆け出しに、悩みやつまづきはつきもの。しかし、多くの頼れる先輩がそれを放っておかない。

設備設計を担当していると、若手のうちからお客様の要望をヒアリングしたり、設計コンセプトを説明する機会があります。すべて一人で解決できるわけではなく、悩むことも当然あります。そんなときは、周囲の面倒見の良い先輩が「ああしたほうがよい、こうしたほうがよい」と親身なアドバイスをしてくれます。誰かが困っている姿を見ると、放っておけない人たちが多いみたいですね。

鈴木雄介

学生へのメッセージ

建築業の魅力は、携わった建物が長く残ること。手掛けたビルを自分自身で利用したり、使った人の評判を聞く、というのも楽しみですよ。

MESSAGE

※原稿は取材当時のものです。