ONE DAY SCHEDULE

  • 8:30

    出社
    メールチェック。
  • 10:00

    設計業務
    設計図書の作成や、打ち合わせ資料作成を行う。
  • 12:00

    昼食
    現場でお弁当。
  • 13:00

    施主打ち合わせ
    現場で施工中の案件について課題共有、進捗確認など。
  • 17:30

    退社
    忙しいときは、残業もある。

01

仕事内容

医薬品の充填包装設備に取り組む。
充填から殺菌、梱包まで、
各工程の課題解決を導き出す。

現在、医薬品を容器に充填し、包装するまでの充填包装設備の設計・施工を担当しています。対象となる医薬品は、栄養を補給する経口液剤になります。現在は、各設備機器の据え付けに向けた準備を進めています。設計フェーズでは、各工程の課題やリスクを明確にし、最適な答えを見出すことに注力しました。充填工程では、充填時に容器内に発生する気泡が品質に影響を及ぼしかねないため、充填ノズルやフィルターを調整し、気泡の極小化を実現。次の殺菌工程では、容器の蓋を巻き締めて120℃の高温で殺菌しますが、適切に巻き締めされていない場合、液剤が漏れる可能性があります。万が一漏れた場合に、検知できる仕組みを殺菌設備の中に設けました。さらに、次の梱包工程で、超音波を用いた検査設備を備えることで、巻き締め不良の容器を検出する設備構成としました。こうした設備に加え、多種多様な設備が約20~30台あり、それらが有機的に連動して動く巨大な生産設備です。入社以来、自分がやりたいと思っていた業務だけに、やりがいを実感しています。

目指していたフィールドに立てた実感。
自主的に取り組んできた3Dモデルを、
プロジェクトに反映させた。

エンジニアリングの業務の特徴の一つが、着手はしたものの、様々な理由で計画が一旦中断・頓挫するケースが少なくないことです。私もかつて生産工場建設でそうしたケースに直面しました。今回の充填包装設備の設計・施工は、私としては初めての取り組みであり、自分が目指していたフィールドに立てた実感があります。また入社当時に取り組んだ、新たな手法も今回のプロジェクトに反映させています。それが3Dモデル。当時、3Dはまだ浸透していなかったため、自分でBIM(Building Information Modeling=3Dモデルを用いて建物の情報を構築管理する手法)を勉強し、工場の機器配置を3D化。工場内の作業者の運用が視覚的にわかりやすくなり、施主から喜ばれました。また、施主の意思決定を早めることができ、社内でも評価されています。その経験を活かしモデル作成方法の教材を作成したところ、今では若手全員が操作方法を覚え、部内のBIM活用が広がりました。今後、3Dモデルのみならず、情報を活用できるBIMへ展開していきたいと考えています。

02

入社の動機

設計から施工まで幅広く関わり、
主体的に取り組める環境がある。
グローバルに活躍できるチャンスがある。

学生時代に鳥人間研究会で人力飛行機の製作に携わり、ものを作る側と、人力飛行機の製作をコントロールする側の両方を経験しました。そこで感じたのが、製作全体をコントロールする面白さです。実際の仕事においても、生産設備全体をコントロールするようなエンジニアリング業務に興味が湧きました。就職活動では、当初プラントエンジニアリング会社にアプローチしましたが、やがてゼネコンでもエンジニアリングの仕事があることを知り、設計から施工まで幅広く関わることができることに惹かれました。鹿島は、主体的に取り組める環境があること、そしてグローバルに活躍できるチャンスがある点に魅力を感じ入社を決めました。

03

今後の目標

自動化、省力化など、工場の効率化、
部内の業務改革を進めていきたい。
自らのスキルアップにも貪欲でありたい。

顧客のニーズを的確に汲み取って、カタチにできる技術者に成長することが、今後の目標です。生産の現場である各工場の内部は、まだまだ効率化できる要素が多く、自動化や省人化を通じて、品質の良いものを工場の方が苦労せずに生み出せる環境を作り出したいと思っています。また、部内の作業もまだまだ改善できる作業が多いため、プログラミングなどを使い部内の業務改革を進めていきたいと考えています。今後、建物に求められる役割も価値観も変化していくと思います。それらに対応していくためにも、技術者として成長意欲を持続していきたい。現在は、技術士の資格取得に向けた勉強、プログラミングの基礎やデータサイエンティストの講義を受講するなど、スキルアップに貪欲に取り組んでいます。

04

休日の過ごし方

慣れ親しんだ北海道は憩いの地。
DIYや仲間とのキャンプなど、
好きなことを楽しんでリセットする。

当社のエンジニアリング部門は、設計、調達、搬入据付、試運転調整まで一貫して担当することが多く、現場常駐期間が長いプロジェクトが終わるとまとまった休暇を取ることが可能です(休日出勤の代休として)。
大学が北海道だったこともあり、まとまった休暇があれば、北海道に遊びに行くことが多いですね。また、簡単な家具作りなどのDIYも好きです。仲間と遊ぶときは、長野、山梨辺りでキャンプを楽しんでいます。

05

鹿島の社風

若手の意見を尊重する風土がある。
人間関係でのストレスは皆無。
社員の仲の良さが働きやすさを生んでいる。

部署全体として風通しがよく、若手の意見も尊重される雰囲気があります。人間関係でストレスを感じることはまったくなく仕事ができており、社員同士の仲の良さが、働きやすい社風を生んでいると思いますね。実際のエンジニアリング業務においては、プロジェクトを途中から引き継いだのも含め、文字通り、自分で考えてカタチにして、ものが動き出します。つまり、すべては自分の考え、裁量・責任で現場が動いていきます。「任せる」ことで人を育てるという点も、鹿島の社風の一つだと思います。

長谷航

学生へのメッセージ

私が所属する部署は、メンバーそれぞれの多様な考えや視点に対してとても寛容です。自分で判断できる範囲が広いため、責任感が醸成されますし、多彩な知識を得ることができます。成長できる環境であることを実感しています。エンジニアリングの仕事を志望している人は、是非、鹿島にもアプローチしてください。ゼネコンならでは、そして鹿島ならではの魅力に出会えると思います。

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※原稿は取材当時のものです。