ONE DAY SCHEDULE
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8:30
- 出社
- メールチェック、各プロジェクトの進捗状況を確認。
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9:30
- 社内打合せ
- 部署内関係者で進捗状況を共有し、方向性を確認。
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10:30
- 資料作成、データ整理
- 各建設現場のCO2排出量を把握、データの検討。
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12:00
- 昼食
- 社食か外食。部署の人や同期と楽しいひと時を過ごして、英気を養う。
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13:00
- 社内打合せ
- 支店や現場担当者とのディスカッション。
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15:00
- デスクワーク
- 打合せを踏まえた次のアクションを策定。
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18:00
- 退社
- 明日のタスク確認。
01
仕事内容
2050年、CO2排出量100%削減を目指して、
全施工現場のCO2排出量を把握する取り組みを推進。
近年、世界的に「脱炭素」や「カーボンニュートラル」の実現に向けた動きが加速しています。当社においても、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、CO2排出量削減の新たな目標を設定。2021年度を基準年として、2030年度の中間目標で42%削減、2050年度には100%削減の実現を目指しています。私は、これらCO2排出量削減の目標を達成するために、施工現場支援や技術支援と取り組んでいます。鹿島が自らの事業活動で排出するCO2の約9割が施工現場からのものです。効果的に施工CO2の排出量削減を進めるためには、現場ごとの排出量を把握した上で、それぞれの状況に応じた適切な対策を行う必要があります。そのため、すべての現場のCO2排出量を月単位で把握し可視化できるシステムを開発、2019年から本格運用しています。
CO2排出量の実態把握の次は具体的なアクションへ。現場の理解と協力を得ながら、着実に前進していく。
施工現場で発生するCO2排出量の把握は、削減に向けた第一歩と言えますが、実際に有効なアクションを起こさなければ、CO2排出量の削減は実現しません。施工現場で発生するCO2の約7割は重機などの建設機械の燃料由来で、残り3割は電力由来です。このデータからもわかるように、実際にCO2排出量の削減を実現するには燃料に着目する必要があります。現時点では、CO2排出量を正確に把握し現場が合理的に管理できる実態把握システムの高度化を検討していますが、次のフェーズではCO2排出量削減に向けた具体的な取り組みが必要になってきます。たとえば、CO2の排出量が少ないバイオ燃料への転換、あるいは燃費が良い重機に置き換えることや電動化技術の導入などもCO2排出量削減に繋がります。ただ、これらはいずれもコストがかさむ取り組みであり、現場が生み出す利益を毀損しかねません。CO2排出量削減の要となるのは、現場の理解・協力であり、地道にコミュニケーションを取る中で理解を進めていきたいと思っています。今や、CO2排出量削減は企業の使命であり、その使命を果たす役割を担っている点にやりがいを感じています。
02
入社の動機
大きな規模で人に誇れる仕事がしたいと思った。環境系で幅広い分野に挑戦している鹿島に惹かれた。
大学院では化学を専攻し、有機色素の結晶という非常にミクロな世界を研究していました。しかし、就職活動の中で「大きな規模で人に誇れる仕事がしたい」と思うようになりました。そのため重工メーカーやプラント業界など、「大きな規模」をキーワードに各社にアプローチしました。そんな中、就活担当の教授のところへ鹿島環境系の紹介連絡があり、それが鹿島との出会いでした。環境系の社員の方々の真摯な姿勢、社員の方から感じた人情味のある社風、そして幅広く挑戦している環境系の業務に魅力を感じて入社を決めましたが、まさに縁だと思います。
03
今後の目標
脱炭素の形が見えてくるところまで突き進んでいく。楽しみながら関係者を巻き込んで大きな渦にしていきたい。
時代の流れが早く、取り巻く環境も大きく早く変わっていく中で、一歩先の時代に求められるようなプロジェクトに取り組んでいきたいと考えています。現在取り組んでいる脱炭素のテーマも同様です。人の手間をかけることなく、いかに必要な情報を吸い上げられるか、容易に答えの出ないテーマをメンバーで議論しながら、課題に向き合い、地道に取り組んでいます。まずは、カーボンニュートラル、脱炭素の形が見えてくるところまで突き進めて行きたい。厳しい局面もありますが、仕事を楽しみながら関係者を巻き込んで、より大きな渦にしていきたいと思っています。
04
休日の過ごし方
フットサル、ゴルフ、キャンプ、旅行とアクティブに。そして何よりも、愛犬と過ごすことが一番の癒し。
高校までサッカーに打ち込み、大学ではフットサルを楽しんでいたこともあり、元々スポーツが好き。そのため、休日はフットサやゴルフ、キャンプなどアクティブに過ごすことが多いです。長期休暇が多いので、そのたびに同期と旅行にもよく行きます。最近は同期8人で九州を旅しました。そして何よりも、2年前に実家で飼い始めた愛犬(ゴールデンレトリバー)と戯れることが一番の癒しで、週末の楽しみの一つ。家族との触れ合いも増えて、一緒に旅行に行く機会も格段に増えました。最近はそうしたかけがえのない瞬間を、一眼レフやアクションカメラで切り取って編集することが趣味の一つになっています。
05
鹿島の社風
若手に責任と裁量を持たせて挑戦する機会を与える、それで成長を促す風土が鹿島には培われている。
入社1年目、土壌汚染対応の業務を担当しました。若手のうちから、鹿島環境本部の代表として、現場所長やお客様、役所の方たちの前で説明し、会議を仕切る機会を非常に多く経験させてもらいました。現場から見ればこちらは専門家であり、「若手だから分かりません、できません」では通用しません。毎回緊張しながら打合せの場に臨んでいました。今でも至らぬところばかりですが、うまくいかなかったことや、失敗から学ぶ機会が成長につながっていると感じています。このように若手に責任と裁量を持たせて挑戦する機会を与えること、それで成長を促す風土が鹿島には培われていると思います。
学生へのメッセージ
まとまった時間を確保できる学生時代だからこそ、勉学や研究、趣味など何かに没頭する経験は貴重だと思います。いろいろなことに興味・関心を持つこと、さまざまな人たちと交流することを大切にしてください。就職活動においてもそれは同様だと思います。是非、「鹿島の人」に会って話を聞いて欲しいと思っています。きっと新しい発見がありますから。
MESSAGE
※原稿は取材当時のものです。
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