仕事内容

【仕事内容】大学では、風によって発生する振動の制御に関連する研究に取り組んでいました。入社後は技術研究所に配属され、大学で学んだ知見を活かせる建設における風工学分野の研究業務に従事。そして2007年に、現在の所属である環境本部新エネルギーグループに異動となりました。新エネルギーグループは、太陽光や風力発電など、再生可能エネルギー関連のエンジニアリング業務を行っており、私は風力を担当しています。具体的には、陸上および洋上風力プロジェクトの計画立案から入手、工事までの技術対応を担っています。鹿島は、風力発電に関して業界の一歩先を行く実績を残しており、現在は、2022年に発電開始予定の洋上風力発電プロジェクトをはじめ、複数の風力案件に取り組んでいます。

ONE DAY SCHEDULE

  • 8:30

    出社。メールチェック。資料作成等のデスクワーク。

  • 9:00

    風力発電プロジェクトに関し社内
    メンバーと打合せ。

  • 13:30

    外出。発注者を訪問し打合せ。

  • 17:00

    帰社。打合せで出た課題の検討。

  • 18:30

    退社。

プロジェクトストーリー

洋上風力発電の導入促進に向けて
日本初、太平洋上に風力発電設備を建設

【プロジェクトストーリー01】地球環境保全や持続可能な社会の実現に向けた取組みとして、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーを確保することが、世界的な潮流になっています。日本においても同様の取組みが進められていますが、私の担当である風力発電は、欧州に比べ導入が遅れていることは否めません。その理由として、日本の地形には山間部が多く、発電に十分な風力を得られにくいということがあります。一方で日本は島国であり、陸上より風力を得やすい海に四方を囲まれています。そうした地理的条件の中、日本近海の自然条件に適合した風力発電技術を確立すべく、2013年に鹿島の施工で完成したのが、日本初の沖合における着床式洋上風力発電設備でした。これは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京電力が洋上風力発電の導入促進を目的として実施した実証研究プロジェクトであり、千葉県の銚子沖約3.1kmの太平洋上に洋上風車と、付近の風況特性を調査するための洋上風況観測タワーを建設するというものでした。

誰も経験したことがないプロジェクト
さまざまな困難な局面を乗り越えて完成

【プロジェクトストーリー02】このプロジェクトにおいて私は、着工前の設計許認可手続きの取りまとめと、建設工事時の現場監理を担当しました。設計には国の許可が必要でしたが、そもそも、洋上風車の設計許認可における審査対応は国側にとってもはじめてのことでした。建築基準法や港湾法、国際基準などの各種ガイドラインを踏まえた検討を行い、国内における洋上風車に関するガイドラインを作っていくような作業の連続でした。非常に苦労しましたが、社内各部署の協力を得ながら、オール鹿島で取組み、乗り越えることができました。また、施工においても、国内有数の海洋条件の厳しい場所で行うはじめての工事において、専用の作業船や機械といった施工インフラが乏しい中で対応しなければなりませんでしたが、これまで当社の諸先輩方が培ってきた「海工事」に関するノウハウやアイデアを結集して、完成に導くことができました。

洋上風力参入の機運を
もたらしたプロジェクト
「洋上風力の鹿島」といわれる存在を目指す

【プロジェクトストーリー03】2013年3月、銚子沖に高さ126m、羽根の直径92mの洋上風車が完成し発電を開始。その後各種実証研究を経て、2019年からは商用運転に移行し、高い設備利用率で稼働しています。この成果によって、国内の洋上風力発電導入にも弾みがつき、各方面で洋上風力発電事業への取組みが進められています。「国内初」という誰も経験したことがないプロジェクトに携わり、やり遂げた経験は何事にも代えがたいものであり、またその取組みが、地球環境保全に資するものであることに、仕事のやりがいと誇りを感じました。エネルギー基本計画においては、再生可能エネルギーは「日本の主力電源」になることが明言されており、風力、特に洋上風力はその中心となることが期待されています。今後も洋上風力の最前線に関与し、「洋上風力の鹿島」といわれる存在へ会社を進化させていきたいと考えています。

※原稿は取材当時のものです。

※原稿は取材当時のものです。

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