仕事内容

【仕事内容】現在、シンガポールで鹿島が現地企業と共同で開発を進めている「ウッドレイ住宅・商業複合開発」の施工管理を担当しています。このプロジェクトは、シンガポールの地下鉄北東線ウッドレイ駅に直結する住宅・商業用地における複合開発事業。緑豊かで自然環境に恵まれた新興住宅地にあり、667戸の分譲住宅や、延床面積2万7000m2にわたるショッピングモールのほか、コミュニティー・クラブや警察署で構成される超大型開発プロジェクトです。私は、エンジニアリングマネージャーとして住宅でのPPVC(後述)工事の計画から、図面のチェック、内装の仕上げの計画までをまとめる役割を担っています。専門業者やチームのメンバーと議論を重ねて計画を作り、発注者や設計担当者に提案、工事を進めています。毎日が新しい経験や知識、出会いに溢れており、そこにやりがいを感じています。

ONE DAY SCHEDULE

  • 7:30

    出社。メールチェック、打合せの準備。

  • 8:30

    工事進捗のミー
    ティング。

  • 9:00

    各マネージャーとのミーティング。

  • 10:30

    専門業者との進捗・工程打合せ。

  • 13:00

    工場にてモックアップの進捗確認。

  • 15:00

    設計者、施主等との打合せ。

  • 17:00

    図面チェック。

  • 19:00

    退社。

プロジェクトストーリー

シンガポールでの超大型プロジェクト
コンセプトは「Japanese Design」と「Japanese Quality」

【プロジェクトストーリー01】シンガポールでの「ウッドレイ住宅・商業複合開発」は、大型のショッピングモールと667戸の住宅を新築する大型プロジェクトです。建物以外にも道路の上に大型の橋を築造し、地下鉄や近隣施設を結ぶトンネルもある難しい工事。私の担当である住宅建築では、工場で内装まで仕上げたコンクリートの箱を現場で組み立てるPPVC(Pre-fabricated Pre-finished Volumetric ModularConstruction)という工法を採用することが義務付けられています。プロジェクトのコンセプトは「Japanese Quality」であるため、シンガポールの会社と各国のスタッフと共に、“日本品質”での施工を進めなければなりません。PPVCは、日系の会社ではじめて採用するため、現場のみならず構造設計から工場の品質まで、管理体制を日本人の視点から見つめ直す作業を、現在進めています。

完全分業制の海外の現場
説得力ある言葉で、いかに人を動かすか

【プロジェクトストーリー02】マネージャーとしての打合せやプレゼンテーション、そして工事レベルの図面を作ることは、いずれも日本では未経験の業務のため、当初は何から手を付けて良いかまったくわかりませんでした。そんな中、仲間のローカルスタッフのサポート、各国からきたチームメンバーとお互いに相談し協力しながら業務を進めることで、自分のやるべきことが見えてきたと感じています。シンガポールでは業務が細かく分業されている他、法律が多く、それぞれの工種ごとに有資格者の承認が必要であり、自分一人では何一つできません。誰が何を得意とし、どうすれば動いてくれるかを考えることを常に意識して業務に向き合っています。また施主等から承認・納得を得るために、設計図面や法規、求められる基準を丁寧に確認する習慣も身に付けました。

丁寧なコミュニケーションが
仕事を前進させる
この現場を成長のジャンピングボードに

【プロジェクトストーリー03】プロジェクトにおいて、私たちエンジニアの役割は、お客様や設計担当者の想いを汲み取り、実際に施工する人とともに最良のカタチを考え、ものを生み出すことです。そのためにはお客様からチームメンバー、作業員さん一人ひとりまで、丁寧なコミュニケーションを継続することが不可欠です。朝から晩まで絶え間なく指示・依頼をし、その間でミーティングを行わねばなりません。それを実践するためにも、嫌いな人を作らず、一人ひとりを大切に思い、親しみを持ってコミュニケーションを取り、仕事を楽しむことを心がけています。担当する住宅工事は2020年初頭に着工、2022年の竣工に向けて本格化します。エンジニアリングマネージャーとしても正念場を迎えます。このプロジェクトを無事竣工に導き、この現場を節目に大きく成長したいと考えています。

※原稿は取材当時のものです。

※原稿は取材当時のものです。

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