第91回 2018年9月26日(水)

田辺 新一早稲田大学教授・工学博士

建築空間の新しい価値 ─ 快適・健康・環境 ─


図版:田辺 新一

田辺 新一

  • 1958年: 福岡県生まれ
  • 1982年: 早稲田大学理工学部卒業
  • 1989年: R.G.Nevins賞
  • 2002年: 日本建築学会賞(論文)
  • 2009年: 「鹿島赤坂別館の空気調和設備」で空気調和・衛生工学会賞

第91回水曜会は、環境・設備分野で長年トップランナーとして活躍されている早稲田大学教授・田辺新一先生を迎え、復活後の水曜会として初めて環境・設備分野をテーマとし、「建築空間の新しい価値」と題して快適・健康・環境という3つのキーワードの元に開催された。

建築空間の価値とはどのようにはかられるのだろうか。

デジタルや解析技術の進化で定量化が可能になる価値とそうではないものがあるように思う。

講演では環境分野の海外を含めた最新の事例や手法が紹介されるとともに、田辺先生の環境評価へアプローチする姿勢も熱く語られた。

快適性という定量化が難しい分野を知的生産性という指標に置き換え、定量化をすることで建築空間の価値を捉えようとする田辺先生の姿勢に深く感銘を受けた。

私も自分の信じる建築空間の価値を信じて、建築設計に向き合おうと強く思った。

(花岡 航│KAJIMA DESIGN)