鹿島グループのマテリアリティ(重要課題)

2019年7月に、当社グループの事業活動や中期経営計画の施策などをSDGsに紐付けて7項目に取り纏め、社会課題の解決と当社グループの持続的成長を両立させるためのマテリアリティ(重要課題)として定めました。 その後定期的に見直しており、中期経営計画(2024~2026)並びに鹿島環境ビジョン2050plusの検討と並行して、マテリアリティの見直しを議論しました。社会環境の変化、外部有識者及び社内各部署からの意見等を踏まえて検討した結果、2024年に環境に関する項目をはじめ一部を更新しています。

マテリアリティの特定


上図における「社会への影響度が高く、当社グループにおける重要度が大きい課題」について内容を統合・再整理し、言語化を行い、当社グループのマテリアリティとして事業を通じて貢献する4項目、事業継続の基盤となる3項目の計7項目に取りまとめています。

サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の特定図。 左側のマトリクス図では、縦軸を「社会への影響度」、横軸を「当社グループにおける重要度」とし、両方が高い領域を「重要項目」と定義しています。 右側には重要項目のリストがあり、「社会」として地域社会の活性化や防災能力向上など、「環境」として気候変動への対応や資源循環の推進など、「事業継続の基盤」として品質確保や人権の尊重など、7つのカテゴリーに分類された具体的な課題が示されています。 サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の特定図。 左側のマトリクス図では、縦軸を「社会への影響度」、横軸を「当社グループにおける重要度」とし、両方が高い領域を「重要項目」と定義しています。 右側には重要項目のリストがあり、「社会」として地域社会の活性化や防災能力向上など、「環境」として気候変動への対応や資源循環の推進など、「事業継続の基盤」として品質確保や人権の尊重など、7つのカテゴリーに分類された具体的な課題が示されています。

マテリアリティ見直しのプロセス

重要課題(マテリアリティ)特定・見直しのプロセスフロー図。 1.社会環境の変化と当社への影響整理、2.外部有識者との意見交換、3.中期経営計画に合わせた見直し案作成、4.各部署からの意見聴取、5.サステナビリティ委員会・取締役会への付議、という5つのステップを経て、6.定期的な見直しを行うサイクルであることを示しています。

7つのマテリアリティ(重要課題)と関連する主なSDGs項目


1.

新たなニーズに応える機能的な都市・地域・産業基盤の構築

  • SDG3
  • SDG8
  • SDG11
新たなニーズに応える機能的な都市・地域・産業基盤の構築

鹿島は、価値観・行動様式の変化に伴い多様化するニーズを捉え、建物・インフラの構築、まちづくり・産業基盤整備の分野において、先進的な価値を提案します。これまで培った経験と新たな技術を融合させて、住みやすさ・働きやすさ・ウェルネスなど機能性を実現します。

顧客の事業を通じた貢献 自社の事業を通じた貢献
  • 快適で魅力ある空間の創造
  • エンジニアリング技術による生産性・品質向上
  • 知的生産性・ウェルネス価値の向上
  • 大規模複合再開発プロジェクト
  • スマートシティ・スマートソサエティ
  • スマートビル

顧客の事業を通じた貢献

  • 快適で魅力ある空間の創造
  • エンジニアリング技術による生産性・品質向上
  • 知的生産性・ウェルネス価値の向上

自社の事業を通じた貢献

  • 大規模複合再開発プロジェクト
  • スマートシティ・スマートソサエティ
  • スマートビル

取組み事例

社会課題:地域社会の活性化、ワークスタイル変化への対応、都市機能の高度化

2.

長く使い続けられる社会インフラの追求

  • SDG9
  • SDG11
  • SDG12
新たなニーズに応える機能的な都市・地域・産業基盤の構築

鹿島は、建物・インフラの長寿命化をはじめ、改修・維持更新分野における技術開発を推進し、将来にわたり安心して使い続けられる優良な社会インフラの整備を担います。

顧客の事業を通じた貢献 自社の事業を通じた貢献
  • 建造物の長寿命化技術
  • インフラ維持・リニューアル技術
  • 施設・建物管理業務の高度化
  • 良質な開発事業資産の積上げ
  • インフラ運営・PPPへの参画

顧客の事業を通じた貢献

  • 建造物の長寿命化技術
  • インフラ維持・リニューアル技術
  • 施設・建物管理業務の高度化

自社の事業を通じた貢献

  • 良質な開発事業資産の積上げ
  • インフラ運営・PPPへの参画

取組み事例

社会課題:社会インフラの維持更新

3.

安全・安心を支える防災技術・サービスの提供

  • SDG9
  • SDG11

鹿島は、災害に強い建物・インフラの建設や技術開発を推進するとともに、災害が発生した場合には、復旧や復興に貢献します。気候変動による影響も踏まえ、防災技術の高度化に努め、安心して暮らせる安全な社会を追求します。

顧客の事業を通じた貢献 自社の事業を通じた貢献
  • 制震・免震技術の高度化
  • 気候変動を踏まえた強靭な建物・ 構造物の建設
  • BCPソリューションの提案
  • BCPを考慮したサプライチェーンの構築
  • 災害発生時の対応力強化

顧客の事業を通じた貢献

  • 制震・免震技術の高度化
  • 気候変動を踏まえた強靭な建物・ 構造物の建設
  • BCPソリューションの提案

自社の事業を通じた貢献

  • BCPを考慮したサプライチェーンの構築
  • 災害発生時の対応力強化

取組み事例

社会課題:社会インフラの維持更新

4.

脱炭素・資源循環・自然再興への貢献

  • SDG3 健全な生活と健全な社会
  • SDG8 体面で尊厳ある労働と経済成長
  • SDG8
                                体面で尊厳ある労働と経済成長
  • SDG8 体面で尊厳ある労働と経済成長
  • SDG8
                                体面で尊厳ある労働と経済成長

鹿島は、脱炭素社会の実現に向けて、工事中のCO2排出量の削減、省エネ技術・環境配慮型材料の開発や再生可能エネルギー発電施設の建設及び開発・運営、グリーンビルディングの開発やエネルギーの効率的なマネジメントなどを推進します。また、再生材利用や再資源化の推進により資源循環(サーキュラーエコノミー)に、サンゴ・藻場の保全・再生や社有林の利活用などを通じて自然再興(ネイチャーポジティブ)に貢献します。脱炭素・資源循環・自然再興の3つの要素の相乗効果、トレードオフを認識し取り組みます。

顧客の事業を通じた貢献 自社の事業を通じた貢献
  • ZEBなど省エネ建物の提供
  • 最適なエネルギーシステムの構築
  • 再生可能エネルギー施設の建設
  • グリーンインフラの推進
  • 環境配慮型コンクリートの普及促進
  • サンゴ・藻場の保全・再生技術
  • 工事中のCO2排出量の削減
  • グリーンビルディングの開発
  • 再生可能エネルギー発電事業/施設開発事業
  • 環境配慮型材料の開発・活用
  • 再生建設資材の採用
  • 社有林の利活用
  • 「鹿島環境ビジョン2050plus」

顧客の事業を通じた貢献

  • ZEBなど省エネ建物の提供
  • 最適なエネルギーシステムの構築
  • 再生可能エネルギー施設の建設
  • グリーンインフラの推進
  • 環境配慮型コンクリートの普及促進
  • サンゴ・藻場の保全・再生技術

自社の事業を通じた貢献

  • 工事中のCO2排出量の削減
  • グリーンビルディングの開発
  • 再生可能エネルギー発電事業/施設開発事業
  • 環境配慮型材料の開発・活用
  • 再生建設資材の採用
  • 社有林の利活用
  • 「鹿島環境ビジョン2050plus」

取組み事例

社会課題:気候変動への対応、エネルギーの有効活用と安定供給、脱炭素社会の構築、 生物多様性の保全、資源循環の推進

5.

たゆまぬ技術革新と鹿島品質へのこだわり

  • SDG11
  • SDG12

鹿島は、グローバルなR&Dネットワークを活用した技術開発とDXを推進し、生産性・安全性の向上などにより持続可能な次世代の建設システムを構築するとともに、新たな価値の創出に取り組みます。また、高品質で安全な建物・インフラをお客様に自信をもってお引き渡しするため、品質検査・保証の仕組みの不断の改善を図ります。

事業継続の基盤
  • 技術開発とDXの推進、生産性・安全性の向上と新たな価値の創出
  • 高品質で安全な建造物を担保する品質確認体制の徹底
  • グローバルなR&Dネットワーク

6と共通の取組み

  • 施工の機械化・自動化・ICT化
  • 「鹿島スマート生産」

事業継続の基盤

  • 技術開発とDXの推進、生産性・安全性の向上と新たな価値の創出
  • 高品質で安全な建造物を担保する品質確認体制の徹底
  • グローバルなR&Dネットワーク

6と共通の取組み

  • 施工の機械化・自動化・ICT化
  • 「鹿島スマート生産」

取組み事例

社会課題:品質の確保・向上

6.

人とパートナーシップを重視したものづくり

  • SDG3
  • SDG4
  • SDG5
  • SDG8
  • SDG10
  • SDG12

鹿島は、建設現場の働き方改革、担い手確保の推進と、人材の確保・育成、様々な人が活躍できる魅力ある就労環境の整備を進めます。国内外で、事業に係るパートナーとの価値共創と、大学・研究機関や異業種・スタートアップ等の外部との連携を活用したイノベーションの推進に取り組みます。

事業継続の基盤
  • 労働安全衛生の確保
  • 働き方改革
  • 担い手確保の推進、重層下請構造の改革
  • ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン
  • 人材育成・人材開発
  • オープンイノベーションの活用

5と共通の取組み

  • 施工の機械化・自動化・ICT化
  • 「鹿島スマート生産」

事業継続の基盤

  • 労働安全衛生の確保
  • 働き方改革
  • 担い手確保の推進、重層下請構造の改革
  • ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン
  • 人材育成・人材開発
  • オープンイノベーションの活用

5と共通の取組み

  • 施工の機械化・自動化・ICT化
  • 「鹿島スマート生産」

取組み事例

社会課題:労働生産性の向上、技能労働者の処遇改善、人材育成、パートナーシップ強化、 労働安全の確保、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン

7.

企業倫理の実践

  • SDG16

鹿島は、コンプライアンスの徹底とリスク管理のための施策を通じて、公正で誠実な企業活動を推進します。グループの役員・社員一人ひとりが高い倫理感をもって行動するとともに、サプライチェーン全体を通じた取組みにより、お客様と社会からの信頼向上に努めます。また、サプライチェーンも含めたすべてのステークホルダーの人権尊重に取り組みます。

事業継続の基盤
  • コンプライアンスの徹底
  • リスク管理体制とプロセス管理の強化
  • 担い手確保の推進、重層下請構造の改革
  • 適正なサプライチェーンマネジメント
  • 人権の尊重

事業継続の基盤

  • コンプライアンスの徹底
  • リスク管理体制とプロセス管理の強化
  • 担い手確保の推進、重層下請構造の改革
  • 適正なサプライチェーンマネジメント
  • 人権の尊重

取組み事例

社会課題:労働生産性の向上、技能労働者の処遇改善、人材育成、パートナーシップ強化、 労働安全の確保、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン