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新たな九州の玄関口として

〜小倉駅ビル新築工事〜

 小倉駅は、1日の乗降客約9万人、北九州100万都市の玄関口である。ここでは、現在来年春完成にむけて駅ビルの新築建設工事が進められている。

建設中の小倉駅ビル

●時間と空間の厳しい制約の中で
 鉄道関連の工事現場は、どこでもそうであるが、時間と制約との戦いである。1日約9万人の乗降客の足に影響を出さないため、鉄道の営業を止めるわけには行かない。
 工期を短縮し、隣接する軌道の安全性を確保するために逆打工法が採用された。これにより、地下工事を行いながら、地上の鉄骨建方をおこなった。

●意匠を具現化するために
 小倉駅ビルは5社による技術提案コンペの結果、当社設計案が採用されたものである。性格の異なる機能が左右対称に配備され、市の玄関、南北両地域を結ぶゲートにふさわしいランドマーク的デザインとなっている。中でも目を引くのがモノレールも乗り入れるビル中央の大空間である。
 この施工のために、今回空間の柱に「高強度鋼管充填コンクリート」が採用された。

●電車の騒音を減少
 在来線の1番ホームは新しい駅ビルの内部を通る。ホーム上部にはホテルも入るため、騒音対策が不可欠となった。そこで、振動が伝わるのを抑えるためフローティング軌道工法が採用された。これにより何も対策を講じなければ80デシベルの騒音が発生するところを、50デシベルまで低減出来る予定である。

フローティング軌道床下部分
柱と床のあいだには防振ゴムが見られる


JR九州小倉駅ビル新築他工事
<工事概要>
場所北九州市小倉北区浅野1−1−1
発注者九州旅客鉄道、
北九州市、
北九州高速鉄道
設計九州旅客鉄道株式会社一級建築士事務所、
当社設計・エンジニアリング総事業本部、
トーニチコンサルタント、
ジェイアール九州コンサルタンツ
規模鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
地下3階、地上14階、塔屋1階 延べ7472 
工期1995年7月〜1998年4月
施工鹿島 九州支店JV


写真は月報KAJIMAより転載

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