新佐奈川橋（しんさながわばし）

工事概要

新佐奈川橋は愛知県豊川市に位置する新東名高速道路の橋梁で、上下部工一体の設計施工一括発注方式（デザインビルド）で発注された橋梁です。採用された構造形式は、橋長約700m、最大スパン142mで、新東名路線で最大となる橋脚高89mを有するPRC6径間連続ラーメン箱桁橋です。橋脚にはSuper-RC工法を適用し橋脚断面の縮小を図っています。また、高さ60m以上となる6橋脚にはクライミングフォームを用い高所作業を削減させ、上部工では最大16基の移動作業車を用いた張出架設を行い、これらを合わせて工程短縮を図りました。基礎工においては環境配慮の観点から、竹割り型構造物掘削工法を8橋脚で採用し、森林伐採範囲を工事用道路部分と一部施工ヤードのみに限定するなど、地形改変面積を縮小し自然環境を保護しながら工事を進めました。

工事諸元

形式：PRC6径間連続ラーメン箱桁橋、
橋長：（上り線）636m（下り線）699m、
最大支間長：（下り線）142m