目標と実績

2050年に向けたKPIと目標


鹿島建設の環境アプローチ表。三つの柱「脱炭素」「資源循環」「自然再興」が並ぶ。左列に 2050年度目標、2030年度目標、2026年度目標があり、それぞれの目標内容が記載されている。
                  ・脱炭素:2050 カーボンニュートラルの実現、2030 Scope1,2,3 排出削減率、再エネ・省エネ等の取組み、ZEB水準実現など。
                  ・資源循環:2050 サーキュラーエコノミー(再資源化率 100%)の実現、2030 主要資材の再生材使用率 60%、木造・木質化建築の実施、廃棄物資源化技術の普及など、2026 各種再資源化・リサイクル目標。
                  ・自然再興:2050 ネイチャーポジティブの実現、2030 顧客・社会への NbS 提供 100件、自社所有地での自然再興拡大、2026 顧客・社会への NbS 提供 10件、自社所有地での自然再興着手を掲げる内容。

*:鹿島単体+国内グループ会社事業における目標 **:鹿島単体における目標

3か年目標と2025年度実績


  3ヵ年(2024~2026年度)目標 2025年度目標 2025年度実績
脱炭素

【施工】

  • スコープ1,2(自社排出量)
    CO2排出量:▲23%
    (目標排出量:28.8万t-CO2)
  • サプライチェーン排出:スコープ3
    CO2排出量:▲10%
    (目標排出量:1,108万t-CO2)
    ・ZEBによる省エネ率40%





【設計】

スコープ3(下流)

  • 運用段階CO2削減40%以上
    (2013年省エネ基準比)







スコープ3(上流)

  • 環境配慮コンクリート(エコクリー
    ト、スイコム等)の適用:30%以上
    (件数比率、着工時)
  • 主要構造部材(柱・梁)への電炉
    鋼の適用:60%(件数比率、S造
    着工時)

    • スコープ1,2(自社排出量)
      CO2排出量
      2021年度比:▲18.4%
      (目標排出量:30.5万t-CO2)※
    • スコープ3
      (サプライチェーン上流/下流排出量)
      サプライチェーン排出(スコープ3)
      CO2排出量:2021年度比▲8%
      (目標排出量:1,133万t-CO2)※

      ※: 基準年(2021年度)と2026年度目標から線形補完にて算出した数値



スコープ3(下流)

  • ZEB/ZEH等ラベリング制度の活用推
    進:新築JOBの60%以上(件数比率、
    CASBEE、SITES等との合計)、ZEB/
    ZEH認証取得10件以上
  • 社内省エネ基準( Z E B / Z E H 水準)
    の達成:事務所・学校・工場:BEI≦0.6、ホテル・物販・飲食・病院・集会BEI≦0.7、住宅代表住戸BEI≦0.80

スコープ3(上流)

  • 環境配慮コンクリート(エコクリート、
    スイコム等)の適用:30%以上(件数比
    率、着工時)
  • 主要構造部材(柱・梁)への電炉鋼の適
    用:60%(件数比率、S造着工時)

  • スコープ1,2(自社排出量)
    CO2排出量
    2021年度比:5.4%増加
    (排出量:39.5万t-CO2)
  • スコープ3(サプライチェーン上流/下流排出量)
    CO2排出量
    2021年度比:17.1%増加
    (排出量:1,442万t-CO2)






スコープ3(下流)

  • ラベリング制度の活用推進:65.86%
  • ZEB/ZEH認証取得6件
  • 社内省エネ基準(ZEB/ZEH水準)の
    達成
     事務所・学校・工場:BEI≦0.504 、
    ホテル・物販・飲食・病院・集会:
    BEI≦0.554
    住宅:該当なし

スコープ3(上流)

  • 環境配慮コンクリート:31%
  • 主要構造部材への電炉鋼:67%
資源循環

【施工】

  • 主要資材での再生材使用率:40%
  • 木材/木質化建築の拡大
  • 建設廃棄物の再資源化等率:97%
  • 資源化技術の開発/普及拡大

  • 主要資材での再生材利用率:38%
  • 木造/木質化の拡大
  • 建設廃棄物の再資源化等率:97%
  • 廃棄物等の発生抑制(継続)
  • 資源化技術の開発/普及拡大
  • 主要資材での再生材使用率:36%
    低炭素コンクリート12%、
    電炉鋼鉄骨32%
  • 木造/木質化建築の設計案件:10件
    (鹿島東北支店ビル、KX-FORESTKARUIZAWA 鹿島軽井沢泉の里保養所、ほか)
  • 再資源化等率 96.6%
自然再興
  • 顧客・社会へのNbS提供(環境認証等取得):新規10件/年
  • 自社所有地での自然再興に着手
  • 有害物の適正処理/水環境管理の徹底(継続)
  • 環境修復ビジネス(継続)
  • 顧客・社会へのNbS提供
    (環境認証含む):新規10件/年
  • 自社所有地での自然再興に着手
  • 有害物の適正処理/水環境管理の徹底(継続)
  • 環境修復ビジネス(継続)
  • 顧客・社会へのNbS提供:5件/年
    (詳細は10頁に)

  • 重大な法違反や環境影響はなく環境事故に発展せず

※より詳しい実績は、環境データをご覧ください。

2025年度のまとめ


2025年度は中期経営計画(2024~2026)の2年目でした。

脱炭素では鹿島グループのスコープ1,2(自社排出量)は39.5万t-CO2と前年度から減少しました。単体での大規模工事における燃料多消費工程がピークアウトしたためとみています。スコープ1,2における削減策の効果は▲5.7万t-CO2でした。スコープ3(サプライチェーン上流/下流排出量)は1,442万t-CO2、スコープ1,2,3(サプライチェーン全体排出量)も1,481.4万t-CO2と、いずれも微増しました。

資源循環では、主要資材での再生材使用率は36%、再資源化等率は96.6%となりました。

自然再興では、顧客・社会へのNbS提供の取組みが5件となりました。建設現場での環境への悪影響を防ぐネガティブ低減の取組みでは、重大な法違反や環境影響はなく、環境事故に発展したものはありませんでした。

環境コンプライアンス


2025年度、自然環境に影響を及ぼす環境トラブルはありませんでした。