CDS
(Container Damper System)
立体自動倉庫
積荷自体を制振装置(TMD)として利用する制震架構
CDSは、ラック荷室の上部1/3~1/2程度の範囲に専用開発の「制震スライダー」を設置することで、積荷自体をTMD(Tuned Mass Damper:同調質量ダンパ)のおもりとして機能させます。これにより、効率的に地震エネルギーを吸収し積荷の落下とラック架構の損傷の双方を抑制することができます。
なお、大地震時でも積荷を確実にTMDのおもりとして機能させるため、バンディングとの併用を推奨します。
バンディングの図
CDSの制震イメージ。制震スライダーによって積荷が地震の揺れを打ち消す方向に動く
CDSの設置範囲
CDSの特徴
1. 震度6クラスの揺れを1/2~2/3に低減
CDSは、ラック架構本体に対して積荷(TMD)の重量比が格段に大きいため、震度6クラスの大地震に対しても安定した効果を発揮します。大型振動台を用いた実験によって、大地震時に積荷の落下、ラックの損傷の双方を抑制する効果を確認しています。
CDS比較データ
CDS無し(動画:11秒/音あり)
CDS有り(動画:10秒/音あり)
2. 積荷の収容率やスタッカークレーンの運行への影響を最低限に抑える
積荷自体をTMDのおもりとして利用するため、積荷の収容率への影響が少なく、また大地震時でも積荷の動きはわずか2~3cm程度のため、スタッカークレーンの運行への影響も最小限に抑えることができます。
3. 一般的な全てのラックに対応し、新築・既存いずれにも適用可能
制震スライダーは、一般的な自動ラックをカバーする標準化した構成としているため、メーカーを問わず、また新築・既存問わず適用することができます。
4. 優れたコストメリット
1パレット※あたり3~6万円程度で制震化が可能です。なお、施工期間は倉庫全体のパレット数×0.01~0.02日程度です。(施工条件、期間、制震スライダーの設置台数等により異なります。)
※1パレットは自動ラック倉庫の荷室1つあたりを想定しています。
5. 施工性に優れ、維持管理も容易
特別な装置や器具を用いることなく人力での設置が可能です。また制震スライダーは小型・軽量なため、荷卸用のスタッカークレーンで設置箇所まで運ぶことができます。また、維持管理は目視点検程度と非常に容易です。
制震スライダーの構成
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