Photo: 解良信介/URBAN ARTS
鹿島建設、かたばみ、ランドスケープデザインで共同開発した緑化技術と社有林木材を取り入れた研修施設 鹿島テクニカルセンター。研修所として地域との繋がりを大事に考え、緑によって近隣にうるおいや四季の景色を提供します。
生物多様性にも配慮した多様な緑化技術を取り入れています。また、雨水を活用するとともに、敷地内での貯留や浸透により、雨天時の流出抑制に配慮しています。
Photo: FOTOTECA
| 所在地 | 神奈川県横浜市 |
|---|---|
| 建物用途 | 事務所(研修所) |
| 延床面積 | 5,809㎡ |
| 構造 | RC造一部S造、木造、地上5階 |
| 設計 | 鹿島 |
| 施工 | 鹿島 |
| 竣工年月 | 2022年12月 |
3つの独自開発技術を組み合わせて、建物に採用したことで、生物多様性の実現や、敷地外へ流出する雨水量の削減を可能にしています。
社有林の杉材で作ったCLTを利用した新たなユニット化構法でできた宿泊室
ラウンジに設置したセンノキの16人掛けテーブル
社有林から移植した樹木
The GEARは鹿島のアジア事業統括拠点として、アジア本社、R&Dセンター、オープンイノベーションの機能を併せ持つオフィス・研究施設です。建設分野の先端技術の研究開発と同時に、スマートビル建設や働く人の快適性とウェルビーイングの実現など、これからの持続可能な社会で必要とされる先駆的技術を実践するテストベッドでもあります。
The GEARの建物緑化は、建物を外部に開くことで生じる快適性やウェルビーイングの在りようを検証する装置として作られました。建築緑化が外装的な“Green Washing”ではなく、自然と人間の相互作用として生まれる新たな空間づくりを目指しています。
| 所在地 | 19 Changi Business Park Crescent, Singapore |
|---|---|
| 建物用途 | オフィス、研究施設 |
| 延床面積 | 13,061.17㎡ |
| 構造 | RC造 |
| 設計 | 鹿島 |
| 施工 | KAJIMA OVERSEAS ASIA (SINGAPORE) |
| 竣工年月 | 2023年3月 |
Photo: 阿野太一
熱帯地域での苛烈な気象条件の中で、建物緑化は建物環境を「緩和」するだけでなく、厳しい状況に積極的に「適応」する装置であることが求められます。
The GEARの建物緑化は、自然の熱や光、風や雨をスポンジのように受け止めながら、それらを資源やエネルギーとして活用するサステナブルな仕組みとなり、これからの日本でますます必要とされる技術となるものと考えています。
自然システムを保全・再生、
その恵みを最大化
Photo: FOTOTECA
Photo: 阿野太一
KX-FOREST KARUIZAWAは、軽井沢離山南麓緩やかな斜面地に位置し、その一画に泉湧き出る小川と池を有することから「泉の里」と呼ばれている自然豊かな場所です。鹿島の社有地として長く大切に引き継がれてきたこの地に、社員の柔軟な働き方、余暇の充実、多様なワークライフスタイルの実現を目指して14棟のヴィラタイプの宿泊棟と既存建物を改修した共用棟からなる新たな保養所が作られました。自然を保全・再生し、その恵みを活かしながら人と自然が長くともに心地よくあり続ける環境をつくることを目指しています。社有林や敷地内伐採樹木の利活用を推進し、木材のサーキュラーエコノミーの実践の場でもあります。
| 所在地 | 長野県北佐久郡軽井沢町 |
|---|---|
| 設計 | 鹿島 |
| 施工 | 鹿島 |
| 敷地面積 | 20,288㎡ |
| 建物 | 宿泊棟(新築)14棟 共用棟(改修)1棟 |
| 構造 | 木造 |
| 竣工年月 | 2024年10月 |
Photo: FOTOTECA
▲ 各フェーズにおける取組み
6,800㎡の緑豊かな立体広場「スキップテラス」と1,500㎡の壁面緑化により、旧芝離宮や浜離宮の庭園との緑をつなげるグリーンネットワークを構築。オフィスワーカーだけでなく、来訪者や近隣住民が憩い、賑わう新たな交流の舞台となっています。
| 所在地 | 東京都港区 |
|---|---|
| 主⽤途 | オフィス・商業・展⽰場・集会場 |
| 事業主 | アルベログランデ(東急不動産・⿅島建設) |
| 外構設計 | ランドスケープデザイン (基本計画・基本設計・実施設計・⼯事監理⽀援) プレイスメディア(基本設計) |
| 建築設計 | 鹿島・久⽶設計⼯事監理業務共同企業体 |
| 外装デザイン監修 | KOHN PEDERSEN FOX ASSOCIATES |
| 施工 | 鹿島 |
| 敷地面積 | 12,156.65㎡ |
| 工期 | 2016年5⽉〜2020年5⽉ |
生物多様性の保全の取組み「竹芝新八景」(以上の7景に「空の景」を加えたもの)
雨水の浸透を可視化したレインガーデン
緑豊かで開放的なオフィススカイロビー
スキップテラスの水田を楽しむ近隣の子どもたち
地域課題であるゲリラ豪雨による内水氾濫リスクを低減するため、敷地内で一時的に雨水を貯留し、流出を抑制します。雨が敷地を流れる過程を「雨道」と位置付け、敷地内の多様な風景づくりや生物の保全に活かしています。さらに、この「雨道」を各所で可視化することで、社員や地域の方々が水の循環に関心を持つきっかけを生み出しています。
| 所在地 | 京都府京都市 |
|---|---|
| 主用途 | 研修、保養 |
| 事業主 | 日新電機 |
| 外構設計 | ランドスケープデザイン |
| 建築設計 | 鹿島 |
| 施工 | 鹿島 |
| 敷地面積 | 約5,000㎡ |
| 竣工 | 2019年2月4日 |
⾬を⾃然に還す「⾬庭」
雨庭を含め敷地全体で83種の植栽が季節の彩を演出
⾬を活⽤する「⽔景」
⾬⽔のみで循環できる仕組みを構築
⾬を可視化する「枯⼭⽔の庭」
屋根で受けた⾬⽔は庭に流れ地下に浸透
地域に開放されている「水景」では、植栽に触れることが可能
ザ・パークハウス板橋大山大楠ノ杜は、旧敷地から引き継いだ庭園の造作や木々を生かし、その歴史を継承するマンション。
自然との共生の取組みが評価され、2022年度、ABINC認証(集合住宅版)で「優秀賞」を受賞しました。
| 所在地 | 東京都板橋区 |
|---|---|
| 施主 | 三菱地所レジデンス、三菱倉庫 |
| 施工 | 東亜建設工業 |
| 建築設計 | 環建築設計事務所 |
| ランドスケープ設計・ 施工・管理 |
かたばみ |
| 工期 | 2020年12月~2023年12月 |
| 管理 | 2023年12月~ |
10mを超えるクスノキやソメイヨシノなどの大樹、灯籠や井戸・庭石・蔵などの造作を旧家から受け継ぎ、庭の景観に取り入れています。こうした工夫により、土地に刻まれた記憶を次の世代へと受け継いでいます。
川のせせらぎを取り入れた庭園が広がり、緑豊かな風景を形づくっています。いきものにやさしい工夫をした園路舗装など、多様な生物が息づく環境となるよう、細部まで丁寧にデザインしています。