it solution and planning

about

数理(情報)系

1960年代に日本で最初の高層ビルである「霞が関ビル」を手がけた鹿島。その構造計算にコンピューターを活用したことが数理(情報)系の業務の端緒となりました。鹿島の数理(情報)系社員は、土木・建築・コーポレートといったさまざまな分野に対して、ITを駆使した課題解決や業務改善に貢献しています。ユーザーとなる社員に寄り添いながら、企画・提案や開発、導入に携われるほか、先進的な技術や革新的な提案も大胆に導入できる点が大きな魅力です。業務の効率化や現場の環境改善、新たな価値の創出など、建設業界におけるIT化の余地は未だ大きく、数理(情報)系社員が活躍するフィールドはさらに広がっています。変革期にある建設業界に先進のIT技術を適用し、業界をリードしていく想いを持って業務に邁進しています。

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start

case 01

IT部門

ITインフラの最適化から

システム開発、

サイバーセキュリティリスク

低減まで

ITインフラの企画・設計・構築を担います。施工現場を含めた全社的なITインフラの最適化を図り、安全で効率的な業務環境を提供します。また、システム開発においては手法及び環境の標準化のほか、競争領域の分野は内製化を図り、ビジネス環境の変化に即応します。さらにサイバーセキュリティに対しては、社内方針の立案や環境・体制の構築などによるリスク低減に取り組みます。

case 02

事業部門(土木・建築・コーポレート)

通信や画像処理などに関する

知識を活かし

現場を変えていく

ソリューションを提案

現場課題の解決や安全で効率的な働き方の実現に向けたシステム構築やデータ活用の企画・提案・実装を行います。一例として「通信」「BIM/CIM」や「画像処理」などの技術に関する知識を活かし、現場の課題を解決するソリューションを提案します。建設業の主である土木・建築部門はもちろんのこと、会社の経営基盤を支えるコーポレート部門など、さまざまな部門に入り込み、横断的な役割として業務の変革を推進していけることが魅力です。

case 03

研究部門

数理工学に関する

先進技術を活用し、

建設業界のさらなる変革を

リードする

データサイエンス、シミュレーション、数理最適化などの技術をもとにした分析対象の数理モデル化・解析処理の高速化などの手法研究や、AI・IoT技術を駆使した建設機械の自律・自動運転に関するアルゴリズムなどの研究を通じて事業課題の解決や新たな価値の創出を担います。数理工学の先進技術に触れ、その仕組みを理解し、研究・開発による業界の変革をけん引していくことができます。

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career

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1年次

新入社員

新入社員

2〜5年次

ITプロジェクトの
メンバー

研究テーマのメンバー(一部では研究テーマのリーダー)

6〜10年次

ITプロジェクトの
リーダー

研究テーマのリーダー

11年次〜

ITプロジェクトの
リーダー/マネージャー

研究テーマの
リーダー/マネージャー

people

松谷 和樹

2013年入社

技術研究所 先端・メカトロニクスグループ/主任研究員

工学研究科情報工学専攻修了

入社を決めた理由

鹿島の数理(情報)系社員は、社内のITインフラだけでなく、情報ネットワークを経由して建物内の設備を高度に制御する仕組みの研究・開発や顧客への提案など多岐にわたる業務を担っています。そうした幅広さと、企画や要件定義といった上流工程から導入、維持管理といった下流工程までトータルに携われる点に惹かれて入社を決めました。

研究成果が社会実装される喜び

小学時代にパソコンに触れたことをきっかけに、情報工学の道を志しました。学生時代は最適化技術を活用したオフィス照明制御手法を企業と共同研究し、自分の研究成果が社会実装される楽しさを知りました。ITに関する幅広い知見はもちろんのこと、多様な人々と連携しながら研究を進めた経験は、現在の業務に活きています。

施工計画の自動生成に挑む

建設業界の課題解決に向けて最先端技術の活用に取り組んでいる技術研究所。私はここでBIM(※)の設計データから、現場の施工計画を自動生成する手法について研究・開発を行っています。鹿島はBIMの活用において先駆的な存在であり、研究の新規性は当社ならではの大きな魅力です。業務負荷軽減に対する現場からの期待の大きさを実感しており、研究から適用フェーズへと、着実に歩みを進めています。

BIM= Building Information Modeling。コンピュータ上に建物の3次元形状や属性情報を統合したモデルを構築するシステム。

1週間のスケジュール

workstyle

恵まれた住環境

技術研究所から徒歩3分の社宅に住んでいるため、通勤の負担はほとんどありません。社宅のほかに独身寮や女子寮も充実しているなど、福利厚生面の一つである住宅関係は特に恵まれていると感じます。

off

近くの多摩川へ

休日には多摩川の河川敷を散歩したり、川遊びをしたり。そのうち家族でバーベキューもやってみたいですね。また、徒歩圏内にサッカースタジアムがあるため、息子を連れてサッカー観戦を楽しむことも。

others

松本 悠里

(2018年入社)

春日井 志門

(2019年入社)

高橋 洋祐

(2019年入社)

海外で働く社員

before / after

有坂 壮平 2015年入社

before

after

profile

2015年4月~

ITソリューション部生産システムグループ

2015年7月~

ITソリューション部システム管理グループ

2016年4月~

ITソリューション部情報基盤グループ

2017年4月~

技術研究所建築解析グループ

2019年10月~

技術研究所AI×ICTラボグループ

2020年12月〜

シンガポール国立大学 留学

2024年1月~

技研シンガポールオフィスKaTRIS 副主任研究員

国内での業務と海外で働くきっかけ

留学以前は技術研究所のAI×ICTラボグループで、機械学習と数値シミュレーションを融合するScientific Machine Learningの研究に取り組んでいました。この研究で国際会議に参加した際にその熱気とレベルの高さに感銘を受け、この場で第一線の研究者たちと対等に議論できるようになりたいと強く思い、社内の海外留学制度を利用してシンガポール国立大学へ留学しました。現在はThe GEAR内の技研シンガポールオフィスKaTRISで働きながら、大学での研究も続けています。

海外での業務内容

留学先の指導教員は理論的な基礎研究に軸足を置きながらも、常にその研究の実際的な価値を意識しており、私も博士課程での研究を実装段階まで進め、社会に還元したいという思いが強く芽生えました。現在は留学先での研究成果の実適用に加え、スマートビルのセンサーデータ分析にも取り組んでいます。The GEARには2,000個以上のセンサーが設置されており、そのデータとAI技術を利用して建物利用者のWell-beingを向上させる研究をしています。一部の研究はThe GEARにテナントとして入居している現地スタートアップ企業と共同で進めており、データ解析を通じて新たな価値を創造するプロジェクトも展開しています。

今後鹿島でやってみたいこと

建設業はAIや数学とは遠い存在に感じられるかもしれませんが、私はその距離を縮めたいと考えています。The GEARが持つオープンイノベーションハブとしての機能を活かし、大学との交流を深めることで、学生たちが建設業や鹿島に興味を持つきっかけを作りたいと思っています。特に、AIや数学を学ぶ学生にとって建設業は接点が少ない分野ですが、The GEARを通じてその可能性を広げる取り組みに貢献したいです。私は、学問と実務、そしてAIと建設業の架け橋になる存在を目指しています。

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