construction engineering

何もないところから建物ができあがっていく様子を目の当たりにしたことが、「ものをつくる仕事」に携わりたいという想いにつながりました。その「ものづくり」を心の底から楽しみ、かつ誇りを持って取り組んでいると強く感じたことが、鹿島への入社動機になりました。先輩方の人柄に惹かれたことも、私の背中を推してくれました。

現在私は横浜市の再開発事業において、工事課長として現場の施工管理全般を担当しています。施工管理は安全、環境、品質、工程、コストそれぞれについて問題なく工事を進捗させるのがミッションです。私は現場の最前線の責任者として、工事全体の大きな方向性を示し、現場が一致団結して同じベクトルを向いて工事を進捗させる役割を担っています。

社内制度を活用して技術研究所で技術や理論を学んだ後、横浜支店内の生産計画グループに配属され、鹿島全体のビジネス展開や、施工計画の初期段階のつくり込み、入札業務などを経験しました。現場を離れたからこそ学べたことも非常に多くあり、多様な人脈を築けたことも大きなメリットでした。こうして吸収した知見を、現在のプロジェクトにフルに活かしていきたいと考えています。

学生時代はベトナムの歴史建築物の復元や保存に取り組む研究室に所属し、ベトナムの現地スタッフと一緒に建築物の調査などに携わりました。海外の方と交流することは、とても楽しかったです。このときの経験から海外の業務に興味を持つようになり、海外で幅広く工事を手がけている鹿島に興味を抱くようになりました。

現在私は、海外の各現地法人で行われている建築工事を管理、支援する業務を担当しています。工事の検討や検査は現地スタッフと協力しながら行っており、これまで身につけた技術力や語学力を活かして現地の人々と一緒にものづくりに携われることにやりがいを感じています。現地の建設技術や文化を知ることができる点も魅力です。

海外事業本部に所属する方々の多くは海外での業務を経験しており、多様性への理解や受容力が高い方が多いと感じています。お互いを理解しようという意識が高く、人間関係は良好です。真面目で紳士的な方が多いのも、鹿島らしい魅力です。働き方や休暇の取得などは個人の状況に柔軟に対応してもらえるため、大変働きやすいと感じています。

鹿島への入社の決め手は、大学の先輩が働く現場を見学させてもらったことでした。現場のダイナミックさもさることながら、直接作業員や職長へ指示したり、コミュニケーションを取りながら仕事している先輩の姿がとても格好良く感じられました。私が先輩のようになれるかはわからないけれど、ぜひここで働きたいと思いました。

現在は台湾の現場で、施工図グループとやり取りをして図面を作成する業務を行っています。日本とは異なる文化・慣習の中、施主や設計者の意見を聞きながら計画をまとめていく難しさを感じています。スケールの大きな仕事の最前線に立つことは非常に面白く、自分の仕事の成果がその土地に長く残っていくことがやりがいにつながっています。

育児休業取得後、職場復帰のタイミングや業務などについて当時の上司が親身に相談にのってくれました。やりがいのある仕事を続けてこられたことを幸せに思っています。育児フレックス勤務など、子育てと両立しやすい制度も充実しています。これまでいくつかの職場を経験しており、どこでも変わらずに風通しのいい環境です。