「KAJIMA TREE」本体工事開始
~柱が立ち上がる瞬間を公開~


鹿島は2026年9月14日、2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)の会場内・鹿島出展エリアにおいて、会場のシンボルとなる木造タワー「KAJIMA TREE」の本体工事を開始し、建設現場を初公開しました。

当日は、大阪・関西万博の大屋根リングで使用された木材を再利用した柱の組立作業を公開するとともに、プロジェクト概要説明や現場見学を実施しました。

「KAJIMA TREE」が姿を現し始める

「KAJIMA TREE」は、高さ約60mの木造タワーです。GREEN×EXPO 2027開幕半年前とも重なるこの日、大屋根リングのリユース木材を活用した柱の組立作業を開始しました。建設現場ではクレーンにより柱が組み上げられ、未来の都市づくりに向けた新たな風景が姿を現し始めました。

図版:1節の柱が立ち上がる様子

1節の柱が立ち上がる様子

図版:制震システムを説明するKAJIMA TREE工事事務所の中山所長

制震システムを説明するKAJIMA TREE工事事務所の中山所長

 

大屋根リング木材に新たな命を吹き込む

「KAJIMA TREE」では、大阪・関西万博の大屋根リングで使用された木材を再利用しています。リング解体後に搬出された木材は加工工場へ運搬され、清掃、加工、研磨、制震ダンパ金物の取付けなどの工程を経て、再び構造部材として生まれ変わりました。

さらに、加工された柱や梁を組み合わせたユニットを事前に組み立てる(地組)ことで、効率的かつ精度の高い施工を実現しています。今回公開した柱は、こうした工程を経て完成したリユース木材による構造部材です。

 

資源循環と木造技術を融合

「KAJIMA TREE」は、大屋根リング木材の再利用に加え、大阪・関西万博で使用したCO2吸収コンクリートでつくった舗装ブロックや鹿島の旧横浜支店の躯体解体材を基礎コンクリートとして利用します。これらの取組みは、鹿島が推進するサーキュラーエコノミーの考え方を体現するものです。

鹿島環境ビジョン2050plusが掲げる「脱炭素」「資源循環」「自然再興」の理念とともに、木造建築技術や制震技術を融合することで、持続可能な未来の都市づくりに貢献していきます。

図版:地中梁の一部に鹿島旧横浜支店を解体した柱・梁材を埋め込み、資源を有効活用

地中梁の一部に鹿島旧横浜支店を解体した柱・梁材を埋め込み、資源を有効活用

今後の予定

「KAJIMA TREE」は2027年2月末の完成を予定しています。GREEN×EXPO 2027開幕に向け、今後も工事の進捗や取り組み内容について適宜発信していきます。

工事概要

KAJIMA TREE建設工事

場所 横浜市瀬谷区
発注者 鹿島建設株式会社(自社出展)
設計 当社建築設計本部
用途 記念塔
構造・規模 木造+制震構造、高さ約60m
工期 2026年6月~2027年2月(当社横浜支店施工)

関連情報

図版:GREEN×EXPO 2027ロゴ
図版:GREEN KAJIMAロゴ