凍土の物性評価に欠かせない凍土実験装置
確実な施工に必要となる凍結膨張量、凍土強度を定量的に把握
地盤中に含まれる間隙水を凍結させて耐力壁や止水壁を造成する地盤凍結工法は、凍土の物性を適切かつ定量的に評価することが設計及び工事の成否に大きく影響します。
鹿島は、本格的な凍土実験装置を保有している数少ない機関の1つとして、地盤凍結工法の設計・施工に必要な各種の凍土試験を行うことができます。

凍土の一軸圧縮試験
- キーワード
- 地盤凍結工法、凍土の圧縮強度、凍結膨張、凍上
特長・メリットココがポイント
多目的凍土載荷装置
凍土の設計・施工管理に必要な以下の物性を、この載荷試験装置1台で求めることができます。供試体設置部が冷凍庫となっており、最大-70℃の低温下で各種の力学試験を行うことができます。
- 圧縮強さ
- 曲げ引張強さ
- クリープ特性
- 凍着強さ

多目的凍土載荷装置
3連式凍上試験装置
地盤凍結工法では、粘土分やシルト分が多く含まれる地盤の場合、凍結膨張圧や凍上変位が生じて周辺の地中構造物や地上に悪影響を及ぼすことがあります。これらの影響を正確かつ定量的に予測するには、地盤の凍上特性を評価する必要があります。
鹿島が保有する3連式凍上試験装置は、上載圧の異なる3個の供試体を同時に試験できるもので、地表近くから大深度まで地中深度に応じた凍上特性を迅速に求めることができます。

3連式凍上試験装置
改ページ
適用実績

中央幹線地中接合
場所:東京都足立区加平葛飾区新小岩
竣工年:2007年3月
発注者:東京ガス

中之島残置鋼矢板撤去
場所:大阪府大阪市
竣工年:2007年10月
発注者:中之島高速鉄道
学会論文発表実績
- 「凍着せん断強さの試験方法」,地盤工学会,第38回地盤工学研究発表会,2003年
- 「凍土~地中構造物接合部のスタッドコネクタによる補強効果」,地盤工学会誌,Vol.52,No.7,2004年
- 「人工凍土 〜地中構造物間のスタッドコネクタによる補強効果確認実験」,地盤工学会,第41回地盤工学研究発表会,2006年
- 「凍結工法に適用する凍上・解凍沈下予測手法の検討」,土木学会,第66回年次学術講演会,2011年