

パンフレットでは語りきれなかった「先輩社員の声」

開発系社員の声
development
members

hisatsune sakashita
坂下 壽常
鹿島不動産投資顧問(株) 出向
2012年入社
大学院理工学研究科 開放環境科学専攻
鹿島建設に入社した理由
オーダーメイドの一点ものの開発事業を多く手掛けていることです。美しい塔状比とモノトーンが街に映える「虎ノ門タワーズ」や、フラットで開放的な空間が居住者の快適性を高める「加賀レジデンス」などを見て、技術にこだわり、使い手を想った開発を行うことができる唯一無二のデベロッパーだと感じました。
現在の部署と業務内容
現在、出向先の鹿島不動産投資顧問において、私募リートの運用業務等を担当しています。国内では初となる、建設会社が単独運用する私募リートです。担当する物件では、テナントや利用者の満足度の向上に努めると共に、投資家の目に魅力的に映るよう資産価値の維持・向上を目指しています。
直前のキャリアでは海外研修制度を活用してアメリカの現地法人に籍を置き、米国不動産事業に携わっていましたが、当時から資金調達に係る業務に従事していた経験も活かされていると感じています。
鹿島建設で働くことの醍醐味
現在の仕事を通じて、景気やマーケット動向、社会情勢など視野を広げながら知識を深掘りできる点は、自身の成長に繋がっており、やりがいを感じます。利益を追求しながらも、投資家の皆様に安定的に配当を出し続けなければならないため責任は重大ですが、それもまた醍醐味でもあります。
また、私自身のキャリアとして、これまでに、国内外での開発事業、およびコンサルティングの経験を積んできましたが、共通するのは、関係者との信頼関係の構築が重要であることです。皆で同じ方向を向いて、良いものをつくっていく、その実現に大きなやりがいを感じています。
今後鹿島建設でやってみたい事
不動産に関する国内外の様々なフェーズや立場を経験し、今考える目標は、世界から注目を集める開発事業を創出することです。日米双方で培った「決断力」や「物件の目利き力」を活かし、東京がアジアのハブとなるような革新的な開発事業を実現したいと考えています。
鹿島建設ならではの
社風や雰囲気
まちづくり、ものづくりへの情熱をもった人たちが集まっていることが大きな魅力です。また、それぞれが専門性を高めていて、社内外問わず、頼られる人が多いことが特徴だと思います。
様々な個性を持つ社員が集まっているからこそ、唯一無二の開発事業が手掛けられるのだと感じています。ゼネコンでありながら40年以上にわたり事業を継続する底力があり、ゼネコンだからこそ設計や施工のプロフェッショナルとONE TEAMになって開発ができるところが「鹿島らしさ」です。

naoki taniguchi
谷口 直輝
開発事業本部
2021年入社
創造理工学部 社会環境工学科
鹿島建設に入社した理由
自らの手触り感を持ったまちづくりが実現できると考えたからです。学生時代、地震や津波などで被災した国内外の小学生に防災を教える活動をしていました。まちづくりが人々の生活に果たす役割の大きさを目の当たりにし、まちづくりを自分の仕事にしたいと思いました。鹿島では、様々な規模の開発案件を手掛けながら、若手も主体的に、裁量を持ってまちづくりを手掛けられることを確信し、入社を決めました。
現在の部署と業務内容
入社1年目から「HANEDA INNOVATION CITY」の開発・運営事業を担当しています。このプロジェクトは、日本の玄関口である羽田空港に隣接する大規模複合施設で、⽇本の次なるイノベーションを⽣み出すことを目指しています。年々、国内外からの来訪者が増加していて、関心の高まりを実感しています。このプロジェクトが新技術や新サービスの実証実験の場、チャレンジの場であると同時に、事業の主担当を任されている私にとっても、チャレンジの場となっています。
鹿島建設で働くことの醍醐味
「HANEDA INNOVATION CITY」という、大規模かつ重要なプロジェクトを入社1年目から任せていただけたことが何より嬉しかったです。先輩方の温かいアドバイスとサポートを得ながら、年次に関係なく、プロジェクトの推進に貢献できることに大きなやりがいを感じています。入社2年目の秋に開催された街全体でのイベントでは、その総合指揮を任されました。来街者や出展者の方々に「また次回も楽しみにしていますよ」と言われた時には、事業を推進する醍醐味や、街を開発し運営する喜びを実感しました。
今後鹿島建設でやってみたい事
「HANEDA INNOVATION CITY」はこれからグランドオープンを迎えます。このプロジェクトの1つの集大成に向け、今からその日を楽しみにしながら、日々奮闘しています。
そして、このプロジェクトを通じて、「鹿島らしさ」をもっと把握して、いつか「鹿島がこんなプロジェクトをしているの?!」と驚かれるような、新しい事業の創出に挑戦していきたいと考えています。
鹿島建設ならではの
社風や雰囲気
入社して驚いたのは、若手が何でもチャレンジして良いんだ、と心から思えたことです。間違えてはいけないと考えていた入社当初の自分は、この事業を担当して直ぐにいなくなりました。
また、鹿島には、人のことを想える社員が多く働いていると感じています。街は、様々な人の想いで出来上がっていると感じています。だからこそ、街づくりを担っている鹿島には、人のことを想える社員が多くいるんだと思います。

kaori terada
寺田 香織
開発事業本部
2006年入社
大学院総合理工学研究科 人間環境システム専攻
鹿島建設に入社した理由
就職活動を控えた学生当時、自分が将来に渡ってやりがいを感じられる仕事とは何かを模索していたところ、総合建設業の施工担当の方の話を聞く機会があり、苦労された点やそれを如何に創意工夫して乗り越えられたか等、完成した建物を誇らしく語られる姿に感銘を受けました。このことから、自分の仕事が街と言わずこの地球に遺っていくことに強く惹かれ、また、創るものを考えるフェーズにより強く魅力を感じたことから、都市開発の仕事を目指しました。建物の施工過程にも携われる総合建設業で都市開発の仕事ができる企業を探していた私にとって、当時唯一自社開発を展開していた鹿島は「ここだ!」と思える企業でした。
現在の部署と業務内容
私の所属する開発計画部では、大規模複合開発からリゾート施設まで、多様な施設における計画業務を扱っています。例えば、都心の大規模複合施設では、地区計画や都市再生特別地区等、プロジェクトの理想を実現するための都市計画手法の検討から始まり、実現へ向けた行政許認可等を推進します。具体的にはスケジュールの立案及び管理、各種協議の推進、事業者・設計者・施工者との意向調整や合意形成を担います。
私が現在担当している学校・教育施設に対するコンサルタント業務では、学校としての多岐にわたる課題に対し、都市計画的なアプローチを用いて、それらを解決するための構想・マスタープランなどを作成します。キャンパスという限られた空間でのより有効な土地利用計画や、経営安定化へ向けた収益事業提案等では、都市開発のノウハウが多様に活用されます。また、設計段階以降においても継続して業務を担当し、学校法人のニーズを汲み取りながら、より望ましい教育環境の実現を支援しています。
鹿島建設で働くことの醍醐味
仕事をしている中でやりがいがある、ワクワクする、愉しい、と思える出来事は溢れていますが、建物が完成した時の達成感や嬉しさは一際大きいです。デベロッパーとしてマンション開発を担当していた際は、購入者への引き渡しに立ち合い、この方々が人生を過ごす場として選んでくださったのだと胸が熱くなりました。
大規模複合開発を担当した際には、都市再生特別地区の適用により、鉄道出入口との接続、周辺道路の付替え・再整備を含めて、まさに街を生まれ変わらせるプロジェクトに携わることができました。竣工時には関係者一同の名前を建物に刻むことになり、私の名前も連ねていただきました。その場所を訪れる度、メディア等で話題にあがる度に誇らしくなります。
今後鹿島建設でやってみたい事
DX等をはじめ、社会も鹿島も新たな取り組みへの変化が加速していると感じています。都市開発でも常にイノベーションが求められており、大変ですが面白い時代になったと捉えています。個人としては、これまでに培った都市開発や学校・教育施設という専門性を自分の武器にしながらも、常に自身の視野を広げることを意識して成長し続けていきたいと考えています。
そして、鹿島社内には多様な専門性を有する部署がありますので、これまで以上に社内とも社外とも積極的にコラボしながら、鹿島はこんなに面白い、新しい開発をやっているのか、と嬉しい驚きを届けられるような事業が展開できたらと考えています。
鹿島建設ならではの
社風や雰囲気
鹿島は、経営理念の中に「社業の発展を通じて社会に貢献する」と掲げており、社会貢献の意識が昔から根付いていると感じます。私が主導している業務の一つに「スクールプロジェクト」という校舎の設計・施工期間を生徒の学び・体験の場として活用する鹿島オリジナルの取り組みがあります。ユーザーである生徒と一緒に校舎を設計し、工事期間を生徒たちのかけがえのない思い出の場に変えていく企画であり、限りある学校生活における校舎の設計・施工期間を生徒のために活かしたいという想いから始まりました。これまでに建築学会教育賞(教育貢献)やグッドデザイン賞等を受賞しています。先般、スクールプロジェクトを実施していた校舎が完成し、生徒さんたちを新校舎にご案内しました。足を踏み入れた瞬間の生徒さんの歓声と目の輝きが強く印象に残っています。
スクールプロジェクトのように、担当者のアイデアを基に本業から派生した新しい取り組みを積極的に進めていけることも、鹿島の社風の一つだと思います。