ハイパーカミオカンデ地下大空洞掘削技術が3学会で受賞
鹿島が施工を担当した「ハイパーカミオカンデ」の地下大空洞掘削技術が高く評価され、2025年度、資源・素材学会(渡辺賞)、地盤工学会(技術業績賞)、土木学会(技術賞Ⅰグループ)の国内3つの学会で受賞しました。
ハイパーカミオカンデは、宇宙の物質の起源などを解明することを目的に、東京大学が岐阜県飛騨市で建設を進めている素粒子・ニュートリノの観測装置です。鹿島は、地下600mの深部に、直径69m、高さ94mの世界最大級の地下大空洞を掘削する工事を担当しました。観測開始は2028年の予定です。
また、本技術に関して東京大学、東電設計、鹿島らが共同で執筆した論文が、日本物理学会の国際月刊誌Progress of Theoretical and Experimental Physics(PTEP)に掲載されました。PTEPは、日本初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹博士が1946年に創刊した学術誌を前身とする国際誌です。土木技術に関する論文が同誌に掲載されることは珍しく、今回の掲載は、ハイパーカミオカンデの地下大空洞掘削技術が宇宙研究を支える技術として評価されたことを示すものです。

掘削が完了したハイパーカミオカンデの地下大空洞

ハイパーカミオカンデのイメージ図
提供:東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設