[2015/03/27]
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英国PFIによるロンドン近郊7校の学校建て替え・整備契約を締結
今後主流となる新たな改革スキーム「PF2」に対応
鹿島(社長:中村満義)の英国現地法人カジマ・ヨーロッパ(社長:内田顕、以下KE)は、このたびロンドン近郊の7校の学校建て替え・整備を行う「ハートフォードシャー、ルートン、レディング地区学校PFIプロジェクト」の契約を締結いたしました。
本プロジェクトは、7校の老朽校舎を、それぞれ現在と同一の敷地内で建て替えたうえ、新校舎建設後25年間に亘って建物維持管理を行うPFI事業です。KEは、PFIの事業会社となるSPC(特定目的会社)を設立・出資するとともに、竣工までのプロジェクトマネジメント、及び竣工後のアセットマネジメントを行います。なお、建て替え工事は英国大手ゼネコンであるインターサーブ社(本社所在地:英国バーミンガム)が担当します。
また本件は、英国政府がPFIの抜本改革として進めてきた新たな改革スキームであるPF2(Private Finance Two)の2事例目となります。従来型のPFIは、民間企業がSPCに出資し、SPCが銀行借入れにより資金を調達していましたが、PF2においてはより透明性を確保する観点から、公共セクターもマイナー出資によりSPCに参画すること、また公共セクターが入札により選定したファイナンス企業体からSPCが資金調達を行うことなど、新たな試みが行われています。
Kings Langley校(ハートフォードシャー地区)の完成予想図
整備計画概要
所在地 | : ロンドン近郊(Hertfordshire、Luton、 Reading) Kings Langley 校など7敷地 |
用途 | : セカンダリースクール(11歳から18歳が通う) |
総延床面積 | : 67,103m2 |
総事業費 | : 約240億円(建設工事費など) |
着工 | : 2015年3~8月 |
竣工 | : 2016年8~11月 |
今後の展開
KEは、中欧の建設事業及びPFI事業を含む不動産事業を柱として、事業を展開しています。特に、PFI先進国といわれる英国においては、昨年から相次いで契約締結したスコットランド血液センターPFI、ストーク市高齢者住宅PFIなど、現在まで20件を超えるPFI事業の実績があり、今後主流となっていく本PF2事業への実績を積み重ね、引き続き積極的に事業展開を図っていきます。
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