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1000年の森林もりをつなぐ

長い年月をかけて育まれた森林は、自然から預かり、先人から受け継いだ大切な資産です。
鹿島グループは、1000年先を見据え、森林を読み解き、いかしながら
次世代へと着実につないでいきます。

鹿島と森林の歩み

Since 1902
─ 100年を超える鹿島と森林 ─

鹿島の山林経営は約120年前に、創業家2代目の鹿島岩蔵が北海道の尺別山林を取得したところに端を発します。1902年に尺別の地を借り受けて牧場経営を計画し、1912年に同地の所有権を取得。原生林を管理・育成して森林経営に転換しました。

その後、1940年に鹿島組(当時)に山林部が発足し、緑化造園などの事業基盤を築きました。翌1941年には、かたばみ興業(現・かたばみ)を設立し、山林経営業務を継承。戦後、鹿島守之助社長(当時)による太平洋戦争で荒れ果てた森林を再建することこそ国家再興の基礎であるとの信念のもとに森林を所有し、植林も実施するなど、維持管理を継続しています。

建設事業をはじめとする当社事業においても、自社物件の建材・家具等への木材使用だけでなく、木造・木質建築の技術開発、木材サプライチェーン構築や新たな環境価値の創出への取組みにつながっています。

写真:鹿島 岩蔵

鹿島 岩蔵

写真:鹿島 守之助

鹿島 守之助

森林は、国土の保全、水源の涵養、地球温暖化の防止、生物多様性の保全、木材等の林産物共有などの多面的機能を有しており、その発揮を通じて人々の生活に様々な恩恵をもたらす「緑の社会資本」と言われています(出典:林野庁Webサイト)
しかしながら現在の日本では、国産材の供給減少、山林の過疎化・高齢化等も相まって、適切な施業・管理が行われず、放置され、荒廃が危惧される森林が増えています。

鹿島グループは、1000年先を見据えて、日本の森林が抱えるさまざまな課題へ取組み続けていきます。

写真:鹿島 岩蔵

鹿島 岩蔵

写真:鹿島 守之助

鹿島 守之助

現在、全国49か所に
約5,500haの森林を保有

鹿島グループは全国49か所に約5,500haの社有林を所有し、
それぞれの特徴を捉えた維持・管理を続けています。
社有林全体で、230億円相当の環境価値、2.7万t-CO2/年のCO2吸収力を有しています。

※「企業の生物多様性保全活動に関わる生態系サービスの価値評価・算定のための
作業説明書(試行版)」平成31年3月環境省 に基づく試算

図版:分布図

清蔵ヶ内山林(宮崎県)

羽鳥山林(福島県)

日影山山林(福島県)

尺別山林(北海道)

森林をつなぐ
鹿島グループの取組み

鹿島は、先人から受け継いだ社有林を、次世代に着実につないでいくため、
「森林を知る」「森林をいかす」「次へつなぐ」3つの取組みを積極的に行い、
適切な維持管理と新たな価値創出に努めています。

図版:森林のサイクル
図版:森林のサイクル
GREEN KAJIMA

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