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サステナビリティニュース

国土交通省「流域治水オフィシャルサポーター」に認定

鹿島は、このたび、国土交通省「流域治水オフィシャルサポーター」に認定されました。

「流域治水」は、堤防の整備、ダムの建設・再生などの対策とともに、集水域から氾濫域にわたる流域に関わるあらゆる関係者が協働して水災害対策を行う考え方です。

同サポーター制度は、激甚化・頻発化する水災害から国民の生命と暮らしを守るため、流域治水に取り組む企業を広く周知し、その活動促進を支援することを目的に、国土交通省が創設したものです。

図版:ロゴ


当社は治水に関連する土木構造物の施工を担うほか、流域治水に資する様々な取組みを展開しています。主な取組みは以下の通りです。

  • 森林管理の高度化
    鹿島グループでは全国に約5,500haの社有林を所有し、それぞれの特徴を捉えた維持管理を続けており※1、デジタル技術を用いて水源涵養機能の向上効果を評価する技術開発を行っています。(国土交通省「グリーンインフラ創出促進事業」に選定)
  • 新潟県十日町市の棚田における、スマート農業技術を活用した、雨水貯留と水循環健全化など水資源の保全への取組み
  • 緑化技術を活用した雨水利用技術※2の提供
  • 「水災害トータルエンジニアリングサービス」※3の提供

また、ダム現場をはじめ流域治水に資する建設工事では、パンフレットなどへ「流域治水」のロゴを掲載し、PR活動も展開していく予定です。今後も当社は、流域治水の推進に積極的に取り組んでまいります。

 ※1 特設ページ 鹿島グループの森林
https://www.kajima.co.jp/sustainability/forest/

※2 プレスリリース 生物多様性や雨水の貯留・浸透に貢献する総合的なソリューションを提供https://www.kajima.co.jp/news/press/202301/31a1-j.htm

※3 プレスリリース 「水災害トータルエンジニアリングサービス」による対策工事を自社技術研究所にて完了https://www.kajima.co.jp/news/press/202506/11a1-j.htm


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CDPサプライヤーエンゲージメント評価(SEA)で最高評価のサプライヤーエンゲージメント・リーダーに選定

2025年7月、鹿島は、環境情報開示に関する国際的な非営利団体CDP(本部:英国ロンドン)から、2024年度のCDPサプライヤーエンゲージメント評価(SEA)において最高評価にあたる「リーダーボード」に選出されました。選出された企業は、サプライヤーに働きかけて気候変動対策に取り組むことにより、ネットゼロの持続可能な経済への移行を目指す上で重要な役割を果たしていると評価されています。鹿島の選出は、2021年に続き2度目となります。

図版:ロゴ

鹿島は2024年5月に、環境ビジョン2050plusを公表しました。2013年に策定した「鹿島環境ビジョン:トリプルZero2050」を見直したもので、「脱炭素」「資源循環」「自然再興」の3分野が相互に関連しあっている(相乗効果、トレードオフ)ことを意識したうえで、グループの目標や行動計画を再構築しています。

 ※ サステナビリティ 「鹿島環境ビジョン2050plus」
https://www.kajima.co.jp/sustainability/policy/vision/


関連情報

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鹿島グループの社有林からJ-クレジット(森林)を創出

図版:尺別山林(北海道)

尺別山林(北海道)

鹿島グループは「鹿島環境ビジョン2050plus」※1に基づき、2050年度のカーボンニュートラル達成を目指し社有林からのJ-クレジット(森林)創出に取り組んでいます。

J‐クレジット制度は、省エネ・再エネ設備の導入や森林管理等による温室効果ガスの排出削減・吸収量を「クレジット」として認証する制度であり、経済産業省・環境省・農林水産省が運営しています。削減・吸収活動はプロジェクト単位で制度に登録、クレジット認証されます。

図版:J‐クレジットロゴ

当社グループでは、約5,500haの社有林のうち、まず清蔵ヶ内山林(宮崎県)・羽鳥山林(福島県)など約250ha※2を対象に、2023年度にJ-クレジット制度におけるプロジェクト登録を行い、2025年3月に1年分のJ-クレジット約750t-CO2を取得。約1.7万t-CO2(16年間の合計)のJ-クレジット創出を見込んでいます。また、新たに、尺別山林(北海道)・庭谷山林(宮崎県)など約3,000ha※3の社有林のプロジェクト登録が完了し、約15.9万t-CO2(16年間の合計)のJ-クレジット創出が見込まれます。創出したクレジットは、将来的に当社の自社排出をオフセットするために使用する予定です。

このほかにも、当社グループではカーボンニュートラルを目指し、温室効果ガス実排出量削減に向けた施策として、バイオ燃料や再エネ電力などの使用、低炭素建材やZEBなどの採用を実施しています。

図版:GREEN KAJIMAロゴ


 ※1 サステナビリティ 「鹿島環境ビジョン2050plus」
https://www.kajima.co.jp/sustainability/policy/vision/
※2 当社所有
※3 株式会社かたばみ(鹿島グループ)が所有


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鹿島グループ生物多様性行動指針の改定について

鹿島は、2005年8月に策定した「鹿島生態系保全行動指針」を2009年7月には「鹿島生物多様性行動指針」に、2025年4月に「鹿島グループ生物多様性行動指針」として大幅に改定しました。

2024年5月に発表した鹿島環境ビジョン2050plusの内容に合わせ、従来の「自然共生」を「自然再興」に改めるとともに、サプライチェーンも含めた事業活動を通じネイチャーポジティブに積極的に関与していくことを掲げました。

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「安全衛生方針」及び「環境方針」の改定について

鹿島は、「安全・環境・品質に関する方針」のうち「安全衛生方針(2003年制定)」並びに「環境方針(2013年改定)」について、当社の安全衛生及び環境関連施策の変遷、並びに社会環境の変化を踏まえて、このたび改定しました。

今後も、これらの方針に基づき、顧客や社会からの信頼に応えられる事業活動を進めてまいります。

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地域と連携した藻場再生プロジェクトで「Jブルークレジット®」を取得

図版:Jブルークレジット証書交付式に出席したプロジェクト関係者とJBE桑江朝比呂理事長(左から2番目)

Jブルークレジット証書交付式に出席したプロジェクト関係者とJBE桑江朝比呂理事長
(左から2番目)

鹿島は神奈川県葉山町および熊本県芦北町の各々と連携し藻場再生プロジェクトに取り組み、Jブルークレジット計99.0t-CO2の取得に貢献しました。葉山町は2023年度以来3回目、芦北町は今回初の取得となります。

Jブルークレジットは、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(以下、JBE)から独立した第三者委員会による審査・意見を経てJBE が認証・発行・管理する独自のカーボンクレジットです。令和6(2024)年度は、46プロジェクトの実施についてJブルークレジットが認証・発行され、3月19日には笹川平和財団ビル 国際会議場(東京都港区)でJブルークレジット証書交付式および活動報告・意見交換会が行われました。

図版:葉山町の回復したカジメ場と群れる魚

葉山町の回復したカジメ場と群れる魚

図版:芦北町におけるアマモの分布調査

芦北町におけるアマモの分布調査

当社は、葉山アマモ協議会のメンバーとして、2006年から地域連携による積極的な藻場再生活動に参加。2023年11月には、葉山町、湘南漁業協同組合葉山支所と「藻場の保全・再生及び漁業資源増殖のための連携に関する協定」を締結しました。
また、熊本県芦北町では、町と漁業協同組合および教育機関らが一体となり、アマモ場の再生やブルーカーボンクレジットの創出、環境教育などに取り組んでおり、2024年11月、当社は「芦北地域におけるアマモ場等の再生に関する連携協定」を締結しています。

今後も、ブルーカーボン生態系(藻場など)の創出・保全プロジェクトへの参画、生物多様性向上(ネイチャーポジティブ)への貢献など、地球環境の保全活動に尽力してまいります。

認証内容①
◆プロジェクト名称葉山町の多様な主体が連携した海の森づくり活動
◆申請者葉山アマモ協議会
◆実施者湘南漁業協同組合葉山支所、葉山町立一色小学校、ダイビングショップナナ、鹿島建設株式会社
◆クレジット当初保有者湘南漁業協同組合葉山支所
◆実施場所神奈川県三浦郡葉山町
◆実施期間2023年7月1日から2024年6月30日まで
◆認証対象吸収量68.0〔t-CO2

認証内容②
◆プロジェクト名称熊本県芦北町アマモで魚いっぱい!夢いっぱい!ブルーカーボンプロジェクト
◆申請者熊本県立芦北高等学校、芦北町漁業協同組合芦北支所、芦北町役場、株式会社肥後銀行(公益財団法人肥後の水とみどりの愛護基金)、鹿島建設株式会社
◆実施者熊本県立芦北高等学校、芦北町漁業協同組合芦北支所、芦北町役場、株式会社肥後銀行(公益財団法人肥後の水とみどりの愛護基金)、鹿島建設株式会社
◆クレジット当初保有者芦北町漁業協同組合芦北支所
◆実施場所熊本県葦北郡芦北町
◆実施期間2019年7月1日から2024年6月30日まで
◆認証対象吸収量31.0〔t-CO2


■ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(公式ホームページ)
https://www.blueeconomy.jp/

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