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プレスリリース

[2015/10/01]

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鹿島技術研究所本館「研究棟」がLEED-EBOMのプラチナ認証を取得

 鹿島(社長:押味至一)は、鹿島技術研究所本館「研究棟」(東京都調布市)において、2015年8月にLEED-EBOM(※)の最高ランクであるプラチナ認証を取得しました。LEED-EBOMは国際的な建築物環境性能評価システムであるLEED( Leadership in Energy and Environmental Design) における、既存ビルの運用管理についての評価、および認証を行うカテゴリーです。
    

鹿島 技術研究所本館研究棟     

鹿島 技術研究所本館研究棟


 鹿島技術研究所本館は「研究棟」と「実験棟」で構成されており、当社の技術研究開発の主要拠点として機能しています。特に「研究棟」は、当社のZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)実現に向けたリーディングプロジェクトと位置付けられ、2011年11月の建物運用開始以来、エネルギー効率の向上に努めています。
 2014年度の一次エネルギー消費量は、オフィス基準値より約52%の削減を実現しており、公益社団法人空気調和・衛生工学会にて公開されている「ZEBの定義と評価方法」によれば、「ZEB-Ready」(追加措置でZEBになりうる)という位置付けの省エネ建築物として運用されています。
 今回のLEED認証においては、「エネルギー効率の最適化」についての評価項目では満点を獲得し、空気質、清掃、害虫、植栽、廃棄物、購入品などの項目においても、担当している鹿島建物総合管理株式会社(東京都新宿区、社長:宅 正雄)との協働によって、国際的なサステナブル基準に適合した運用管理を実現しています。
 また認証取得にあたっては、準備段階より建物の設計・技術担当者、研究者等の建物利用者、総務担当者ならびに建物管理者などが部署横断的に参画することにより、環境配慮建物の運用に関する全社的な意識の向上にも寄与しています。
    

鹿島技術研究所本館研究棟に採用されている環境・省エネルギー技術     

鹿島技術研究所本館研究棟に採用されている環境・省エネルギー技術


 建築物の環境性能を資産価値として評価するという世界的な動きを背景に、ビルオーナーのLEED認証に対する関心が高まっています。鹿島はこれまでも、継続的にお客様のLEED認証取得の支援に関わってきましたが、今回の自社建物での認証取得を通じて蓄積されたナレッジをベースに、今後もお客様のLEED認証へのご要望にお応えしていきます。

鹿島技術研究所本館研究棟 建物概要

所在地  : 東京都調布市飛田給2-19-1
建物用途  : 事務所(研究所)
構造規模  : RC造 地上5階/地下1階建
延床面積  : 8,914m2
建物高さ  : 18.14m
竣工  : 2011年10月


※LEED-EBOM (=LEED for Existing Buildings: Operation and Maintenance)
 LEED(Leadership in Energy and Environmental Design) は、米国USGBC (US Green Building Council) により運営され、世界各国に普及している建築物環境性能評価システムで、現在世界約150か国で利用されている。評価対象や建物種別により複数のカテゴリーに分かれており、LEED-EBOMはこの中で、既存ビルの運用・管理について、その評価・認証を行うもの。EBOM以外には、NC(新築)、C&S(コア&シェル)、CI(内装)、等がある。

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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