[2016/03/24]
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京都女子大学工事で輝く「鹿島たんぽぽ活動」
第1回けんせつ小町活躍推進表彰にて特別賞を受賞しました
鹿島(社長:押味至一)は、すべての人にとって働きやすい現場環境創出を推進しており、全国の現場で独自の環境改善活動が進められています。
これらの活動の中で、当社の京都女子大学・新図書館建築工事の「鹿島たんぽぽ活動」が評価され、第1 回(平成27 年度)日建連けんせつ小町活躍推進表彰にて、特別賞を受賞しました。
「けんせつ小町」を中心とした環境整備活動の様子(京都女子大学工事)
主な活動内容
現場で好評なピンクヘルメット
工事の施工管理においては、稼働している現場での三現主義に基づいた安全・品質管理に重点を置くため、工事計画や積算業務等のデスクワークは現場での就業時間を終えた時間外に行うことが多く、 長時間労働を招きやすいという問題がありました。そこで本工事では、現場の組織を見直して新しい担当を設け、工事管理業務の一部(例えば、BIMによる施工計画や数量積算などのデスク系業務)を分担することで、 業務効率化を図りました。これにより、育児中や出産前後の社員が勤務しやすい環境を整えるとともに、4週6休を実現するなど、事務所全体の業務効率化が図れました。 このように、従来の仕事のやり方を見直したことが、現場全体の働きやすさの向上と、働き方の多様性の創出に繋がりました。
最新機器の導入と女性チームの活躍
タブレット端末を活用した配筋検査
一つには、鹿島社内の最新ツールである検査ソフトを導入し、図面や黒板など多数の重い道具が必要だった各種施工にまつわる検査を、軽いタブレット端末ひとつでできるようにすることにより、女性に負担が少ないスマートな検査業務を実施しています。また、少数である女性の職場ストレス軽減を考え、他現場と比べ女性を多く配置しています。 特に施工図を担当するチームは、責任者から実際に図面を書く担当者まで女性でまとめました。この女性チームの活躍は、現場全体に明るい印象も与えています。
今回、これら京都女子大学工事での取組みが高く評価され、第1回けんせつ小町活躍推進表彰にて特別賞を受賞しました。 全国からおよそ100件に及ぶ女性活躍推進の取組みが応募され、最優秀賞1件・優秀賞4件・特別賞6件が選出されました。 当社は本工事での受賞の他に、男性上司を対象として女性部下育成のためのセミナーを実施した土木管理本部も特別賞を受賞しています。
特別賞を受賞した京都女子大学工事
受賞者には賞状と盾が贈られました
京都女子大学工事は引き続き現場環境改善に努めるとともに、女性技術者・技能者を積極的に現場へ受け入れる方針です。 本工事のほかにも、全国の鹿島の現場で画期的な好事例が次々と生まれており、これらの取組みをより増やし広く水平展開することで、鹿島は建設現場における職場環境の一層の改善と魅力創出に取り組んでまいります。
【参考】
女性の声を職場に生かす「鹿島たんぽぽ活動」を全社でスタート

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