コンクリート仕上げロボット「NEWコテキング」を開発 | プレスリリース | 鹿島建設株式会社

ホーム > 企業情報 > プレスリリース > コンクリート仕上げロボット「NEWコテキング」を開発

プレスリリース

[2018/07/17]

681KB

コンクリート仕上げロボット「NEWコテキング」を開発

コンクリート仕上げ作業を省力化・効率化

 鹿島(社長:押味至一)は、現場打ちコンクリートの仕上げ作業を行うロボット「NEWコテキング」を開発、徳島県で施工中の四国横断自動車道 吉野川大橋工事の仮設ヤードで適用し、人の手によらず、コンクリート表面を美しく仕上げることができました。
 NEWコテキングは、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、タブレット端末から作業区域の寸法を入力するだけで、自動で仕上げ作業を行います。これまでコンクリートの仕上げ作業は「土間工」と呼ばれる作業員が行っていましたが、NEWコテキングの導入により、作業の省力化・効率化など、大幅な生産性の向上が期待できます。

現場打ちコンクリートの仕上げロボット「NEWコテキング」

現場打ちコンクリートの仕上げロボット「NEWコテキング」

開発の背景

 一般的な現場打ちコンクリートの仕上げ作業においては、骨材を沈めてセメントペーストを浮かせる「アマ出し」という作業のあと、金ゴテ作業を行い、表面を緻密に仕上げます。鹿島は約30年前、当時としては画期的なコンクリートの仕上げロボット「コテキング」を開発していますが、バッテリー式ではないため電源ケーブルの取回しに手間がかかることや、ローラで走行するためコンクリート表面がまだ軟らかい状況では走行に支障があり、アマ出し作業には不向きという課題もありました。 
 そこでこれらの課題を解決すべく、動力源はバッテリーに、走行はクローラ方式とした「NEWコテキング」の開発に着手しました。

コテキングの初期モデル(1990年)

コテキングの初期モデル(1990年)

 

NEWコテキングの概要

 今回開発したNEWコテキングは、動力源に大容量リチウムイオンバッテリーを搭載することで3時間以上の連続運転を可能とし、1時間あたり最大700m2の仕上げ作業ができます。
 本体の総重量は200kgですが、現場内での運搬を考慮してワンタッチで4つに分割できる構造とし、それぞれ仮設エレベータで運べるサイズとしました。

NEWコテキングの主な仕様

NEWコテキングの主な仕様

 運転方法は、タブレット端末で遠隔操作する「手動運転」と、タブレット端末に作業区域の縦横寸法を入力すれば自ら走行経路を決めて作業を行う「簡易自動運転」が選択できます。いずれの場合でも走行速度・旋回速度・コテ回転数などの調節が可能です。
 また、本体前方や外周には各種センサを配置し、障害物や開口部を検知すると走行を停止する安全機能や、一旦退避して新たなルートを選定する退避機能も備えています。

アマ出し後に金ゴテ仕上げを行うNEWコテキング

アマ出し後に金ゴテ仕上げを行うNEWコテキング

現場での適用実績

 NEWコテキングを、四国横断自動車道 吉野川大橋工事の第1プレキャストセグメント製作ヤードの仮置き場におけるコンクリート工事に適用しました。縦16m×横8m×厚さ35cmのコンクリート床の仕上げ作業を自動化することで、大幅な省力化を達成しました。
 また、仕上げ作業が夜間になった場合でも、昼夜を問わず作業できるNEWコテキングの適用で、作業の効率化が図れることを確認しています。

今後の展開

 鹿島は、NEWコテキングの現場適用を継続しつつ、本体のさらなるコンパクト化・軽量化や、仕上げ作業の高精度化に向けた改良を続け、コンクリート工事の生産性向上を目指します。
 また放射線環境下など、人が長時間作業できない場所への適用も視野に、技術開発をさらに進めていく方針です。

工事概要

工事名  : 四国横断自動車道 吉野川大橋工事
発注者  : 西日本高速道路株式会社
場所  : 徳島県徳島市
工期  : 2016年2月~2020年1月
施工者  : 鹿島・三井住友・東洋特定建設工事共同企業体



プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

ホーム > 企業情報 > プレスリリース > コンクリート仕上げロボット「NEWコテキング」を開発

ページの先頭へ

ページの先頭へ