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プレスリリース

[2018/10/11]

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低炭素型コンクリート「ECMコンクリート®」を土木構造物に初適用

~CO2排出量を削減しながら高い耐久性を確保~

 鹿島(社長:押味至一)は、2014年に開発した低炭素型コンクリート「ECMコンクリート」を、福岡県で施工中の新日鐵住金八幡製鐵所内の小倉地区東Aバースクレーン基礎補強土木工事において、基礎補強部分の増厚(ましあつ)部に約140m3適用しました。ECMコンクリートの土木構造物への適用は初めてで、CO2排出量を削減しつつ、高い耐久性を有する構造物が構築できました。なお、建築物への適用はこれまでに9件の実績があります。

ECMコンクリートの打込み状況

ECMコンクリートの打込み状況

ECMコンクリートの打込み後の状況

ECMコンクリートの打込み後の状況

ECMコンクリートの特長

 NEDOプロジェクトにおいて1大学7社で共同開発したECMコンクリートは、普通セメントの代わりに高炉スラグ微粉末を60~70%使用することで、一般的なコンクリートに比べ製造時のCO2排出量を60%程度低減する低炭素型コンクリートです。

製造時のCO2排出量の比較

   製造時のCO2排出量の比較

塩害による鉄筋腐食に対する寿命の比較※

     塩害による鉄筋腐食に対する寿命の比較

※水セメント比W/C=50%、かぶり130mm、          
表面塩化物イオン濃度C0=7.5kg/m3の条件にて算出


 高炉スラグ微粉末が水和反応することで表面が緻密化して遮塩性が高くなり、塩害による鉄筋腐食に対する寿命が1.5倍となることから、岸壁上に構築されるコンクリート構造物に有効であると判断し、本工事に適用することとなりました。

ECMコンクリートの適用

 今回ECMコンクリートを適用した増厚部(断面の幅480mm、高さ1,500mm)は、新日鐵住金八幡製鐵所構内の移動式門型クレーン(バースクレーン)の基礎の補強を目的として構築するものです。バースクレーンを稼働させながらの施工でしたが、順調に打設を完了することができました。
 なお、今回のECMコンクリートに使用したセメントは、日鉄住金高炉セメント社で製造したものです。

補強増厚部の断面図

補強増厚部の断面図

今後の展開

 CO2排出量の削減と高い耐久性を両立するECMコンクリートは、ひび割れ抵抗性にも優れており、発熱量が少ないことから部材断面が大きいマスコンクリートにも適しています。鹿島はこれからも、ECMコンクリートの土木構造物への普及拡大に努め、低炭素社会の実現に貢献してまいります。

工事概要

工事名  : 小倉地区東Aバースクレーン基礎補強土木工事
発注者  : 新日鐵住金株式会社
工事場所  : 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地
工期  : 2018年6月1日~2018年9月30日
施工者  : 鹿島建設株式会社
工事諸元  : コンクリート140m3、鉄筋11t、型枠250m2、ケミカルアンカー2,400本


(参考)
エネルギー消費とCO2排出を6割以上削減できるECMセメントを開発 別ウィンドウが開きます(2014年8月5日プレスリリース)

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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