[2020/08/27]

592KB

　鹿島（社長：押味至一）のアジア開発事業統括会社であるカジマ・デベロップメント社（社長：大石修一、以下KD社）は、シンガポール共和国において、鹿島の東南アジア地域統括拠点の強化、および事業部門と技術研究開発部門の協働・連携を目的とした、（仮称）Kajima Global Hub（以下KGH）の建設に着手しました。投資額は1億シンガポールドル（約77億円）を見込んでいます。

　本プロジェクトは、アジア最大のハブ空港であるチャンギ国際空港から車で5分という利便性の高いチャンギビジネスパーク内に、オフィスと研究施設を兼備した延床面積約13,000m²の建物を建設し、運営する開発事業です。KD社はこれをシンガポール経済開発庁（EDB）に提案、同国経済への貢献、雇用創出、直接投資、技術開発による産業への貢献といった観点でのEDBの審査を経た後、同パークを開発・運営するJTC Corporationの推薦を受け、土地取得に至ったものです。

　開発にあたっては、設計・施工・維持管理のすべてのフェーズに日本で培った技術を盛り込むことで、成長を続けるアジア・太平洋地域の人材・企業・投資家・政府に対して、当社グループの持つ先進的な施工技術・施設運営のノウハウを、具現化して提供する場としていきます。

　KGH内には、鹿島技術研究所のシンガポールオフィスKaTRIS（Kajima Technical Research　Institute Singapore）が研究施設を開設し、技術開発に積極的なシンガポールを舞台に、外部企業、政府機関や大学等とのオープンイノベーションを推進します。

　また、これまでシンガポール内の数か所に点在していたグループ会社をKGHに集約し、建設・開発の事業部門と技術開発部門とのシナジー効果をより一層発現させるとともに、新たなビジネスをインキュベートする場にすることも企図しています。

　鹿島は、KGHにおいて技術革新を加速させることで、確固たる事業基盤を築くと共に、目まぐるしく変化する社会において、時宜にかなった最適なサービスと問題解決手段を提供していくことを目指します。

　

建物概要

プレスリリースに記載された内容（価格、仕様、サービス内容等）は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。