[2020/10/27]
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協力会社の人材育成を目的とした「鹿島パートナーカレッジ」を設立
~技術者や技能労働者、経営幹部を計画的に育成・確保~
鹿島(社長:押味至一)は、協力会社組織である鹿島事業協同組合※1(理事長:中里徹哉)と連携し、協力会社の人材育成を目的とした「鹿島パートナーカレッジ」を設立、2021年4月より開講します。
本カレッジでは、将来の鹿島マイスター※2や経営幹部の候補者を対象に、自身の職種や担当工事だけでなく、現場や会社、さらには建設業界全体を俯瞰できる幅広い視野とリーダーシップを有する人材の育成を目指します。
※1 当社と取引関係が深い協力会社(約930社)で構成される、「中小企業等協同組合法」に基づく法人
※2 当社の優秀登録職長の称号・手当制度(2020年度の認定者は、スーパーマイスター約100名、マイスター約400名)
本カレッジ設立の背景・概要
建設業界では、若手入職者の減少と技能労働者の高齢化による将来的な人手不足が見込まれており、「次世代の担い手確保」が喫緊の課題です。当社はこれまで、技能体験会や出前授業、鹿島サマースクールといった建設業をPRし、次世代の担い手の入職につなげる諸施策を推進してきましたが、さらに入職者をフォローする施策として、本カレッジを開講し、協力会社の技能労働者や後継者のキャリアアップを直接支援することとしました。本カレッジでは、協力会社の技術者や技能労働者を対象にした、将来の鹿島マイスターを育成する「テクニカルコース」と、協力会社の後継者や管理者を対象にした、将来の経営幹部を育成する「マネジメントコース」の2つのコースを設けます。なお、本カレッジに係る費用は一部を除き当社が負担します。
研修の内容
■テクニカルコース当社の現場に従事しながら、取得単位数が設定された各種研修(座学、実技、外部提携講座等)を受講し、現場運営や、関連職種に関する業務を習得します。所定の単位数を3年以内に取得して修了となります。
■マネジメントコース
協力会社と当社との間で2年間の出向契約を締結し、当社の支店および本社で実務を経験しつつ研修を受講、建設業界全般の知識・技能や一般教養、会社経営に関わる知識を習得します。
・支店…現場施工管理研修や管理部門での実務研修
・本社…ICT施工やスマート生産に取り組む先端現場の体験や提携先教育機関での研修
今後の展開
テクニカルコース20~25名/年、マネジメントコース8~12名/年を目標に、本年11月末まで募集を行い、2021年4月より本カレッジを開講します。プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。