[2021/07/20]
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高規格な賃貸オフィスビル「博多コネクタ」が始動
鹿島(社長:天野裕正)が、福岡酸素(社長:福田寛一、福岡県久留米市)と共同で開発を進めてきた「(仮称)博多駅前四丁目ビル」が本年6月30日に竣工を迎え、正式名称を「博多コネクタ※1」とし、始動しました。
博多コネクタは、鹿島の企画・設計・施工による開発物件で、JR博多駅から徒歩9分の好立地にある高規格な賃貸オフィスビルです。基準階の床面積は約1,870m2(約566坪)と博多エリアでも指折りであり、安心・安全な空間を提供する設備を完備するとともに、ビル全体で脱炭素への取組みを推進します。テナントには、福岡酸素及びワイジェイカード※2(社長:谷田智昭、福岡市博多区)が入居します。
※1 「博多コネクタ」は商標登録出願中です
※2 本年10月1日からPayPayカード 本社:東京都千代田区
繋ぐ・結びつける意味合いのConnectと博多(HAKATA)を組み合わせた造語です。本ビルをめぐる関係企業の繋がり、人と人の繋がり、そして地域や地球環境との繋がりを意識して名付けました。また、コネクタのCには経済の循環、資源の循環、季節の循環(Cycle)といった意味も込めています。
博多コネクタの特徴
ファサードデザインは、建物全周に設置した深い庇とグレー色のガラスカーテンウォールを採用し、品格と先進性を表現しました。 庇は大きな壁面を分節し、建物の圧迫感を軽減する他、執務室への日射を効果的に遮蔽するため、環境負荷の低減にも寄与します。
博多エリアで屈指の貸室面積を持つオフィスフロアは、整形無柱のため、フレキシブルなレイアウトが可能であり、快適な執務空間を創出します。
○BCP対策
建物の構造には、鹿島保有の制震技術「ハニカムダンパ」を採用しました。また、電力は2つの系統から供給を受けて冗長性を確保しました。さらに屋上には、連続で最大72時間稼働する非常用発電機を設置するとともに、非常時利用を想定して受水槽・排水槽の容量を確保するなどBCP対応に万全を期しています。
○感染症対策
ワイジェイカードと協力し、3密対策、非接触化等の感染症対策に取り組みます。
- フラッパーゲートの顔認証システムとエレベーター行先予報システムを連動することで、非接触かつ混雑緩和によるスムーズな移動を実現します。
- 換気容量は、想定される人口密度に即した検討結果を踏まえ、一部で増強を図るなど、ビル利用者の安全・安心を追求します。
九州電力の保有する水力発電所・地熱発電所に由来する、再生可能エネルギーのみを用いてビル全館に電力供給を行い、脱炭素社会の実現に貢献します。また、建物はCASBEE®における「Aランク(大変よい)」評価(自己評価による)を受けており、環境に配慮しながら、快適性を追求しています。
■緑空間の創出
敷地の外周部にゆとりある歩行空間を設け、ウッドデッキや石、樹木などの自然素材を使った心地よい歩行環境を整えました。住吉公園と人参公園の緑をつなぐ「グリーンプロムナード」、ウッドデッキを設えた憩いの空間「グリーンポケットパーク」など、東西北の面ごとに特色ある空間を創出しています。
屋上には、ビル利用者に向けて、開放的な眺望と緑に囲まれた「天空庭園」を設置しました。鹿島の持つ環境技術を活かし、ビル内で発生する植物性残渣や植栽の剪定くずを利活用して、野菜・ハーブなどを育てる「天空菜園」を設ける予定です。
博多コネクタ概要
名称 | : 博多コネクタ |
事業主 | : 鹿島建設株式会社 開発事業本部 |
所在地 | : 福岡市博多区博多駅前四丁目21番26号 |
用途 | : 事務所 |
敷地面積 | : 3,610.99m2(約1,092坪) |
延床面積 | : 21,449.28m2(約6,488坪) |
階数 | : 地上9階 |
総貸室面積 | : 15,387,26m2(約4,655坪) |
基準階貸室面積 | : 1,871.90m2(約566坪) |
最高高さ | : 48.4m |
構造 | : S造(一部CFT造) (付加制震) |
設計施工 | : 鹿島建設株式会社 九州支店 |
工期 | : 2020年3月~2021年6月 |
プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。