[2021/11/29]

358KB

　鹿島（社長：天野裕正）の欧州事業を統括するカジマ・ヨーロッパ社（社長：一木浩人、以下KE）は、ポーランドにおいて、再生可能エネルギー発電施設開発の先駆的デベロッパーであるPAD-RES（パドレス）社の過半持分（約70％）を取得し、再生可能エネルギー発電施設の開発事業に参画することとしました。ポーランドにおける企業買収は、同国で学生寮を開発・運営するStudent Depot（スチューデントデポ）社に次いで2件目となります。

　ポーランドは発電の約7割を石炭火力に依存しており、同国政府はエネルギー消費量に占める再生可能エネルギーの割合を2030年までに最低23％にする目標を掲げています。KEは、成長市場と見込まれる同国の再生可能エネルギー事業において、PAD-RES社を通じて、用地契約、風力・太陽光発電施設建設の許認可取得、電力販売契約および風力・太陽光発電施設の建設まで行った上で、電力会社や投資ファンドに同施設を売却していく方針です。KEは現地の有力パートナーと共に、再生可能エネルギー事業の川上分野に取り組み、同事業のノウハウを蓄積することで、新たな収益源の獲得・構築を目指していきたいと考えています。

　鹿島グループは、中期経営計画（2021-23）における主要な施策の一つに、社会課題解決型ビジネスの主体的推進を掲げています。今後も再生可能エネルギー関連事業に積極的に取り組み、有望分野における事業化を推進してまいります。

■事業フロー（イメージ図）

PAD-RES社の概要

プレスリリースに記載された内容（価格、仕様、サービス内容等）は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。