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プレスリリース

[2022/04/25]

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高等学校の「総合的な探究の時間」で活用できる
建設プロジェクトを題材にした教材を無償提供

 鹿島(社長:天野裕正)は、社会貢献活動の一環として、建設プロジェクトを題材にした教材「100年を創造するチカラ」を開発しました。本教材は、2022年4月の学習指導要領の改訂により必修化された、高等学校における「総合的な探究の時間」での活用を目的に開発したもので、2020年度から全国の高等学校に無償提供しています。

※教科の垣根を越えて、生徒自身が自分らしさや将来の生き方について自らテーマや課題を設定し、その目標に対して、他者と共に試行錯誤しながら、能力や知識を養っていく学習のこと  

100年を創造するチカラロゴとPC画面

教材の内容

 2022年4月から全国の高等学校で「総合的な探究の時間」が必修化されました。この時間は、変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしています。
 当社は、この必修化を見据え、2019年から「100年を創造するチカラ」の開発を進め、2020年度に提供を開始しました。基礎編10コマと実践編で構成されていますが、テーマを選んで実施することも可能で、各校の計画に合わせて活用できます。
 基礎編では、当社が手掛けた4つの建設プロジェクトを題材に、「まち」「伝統継承」「世界遺産」「共生」の4つのテーマに沿って、ワークを通じて課題の設定・情報収集・整理・分析・まとめ・表現といった探究に必要な一連のスキルを学ぶ構成となっています。2022年度の提供分からは世界遺産をテーマにしたユニットが加わり、テーマの学習とスキルの獲得がより明確に対応した教材編成となりました。
 実践編では、基礎編で学んだ探究スキルを基に、生徒が自分自身の探究に活用できるアレンジ可能なワークシートを提供しています。

実際のプロジェクトを題材に4つのテーマを設定

実際のプロジェクトを題材に4つのテーマを設定

提供実績

 社会貢献活動の一環である次世代教育支援として、全国の高等学校を無償提供の対象としています。初年度の2020年度は16校・2,820名、2021年度は36校・6,786名の生徒たちに提供しました。北海道から沖縄まで、公立・私立を問わず提供することで、高校生の学びを支援しています。

赤丸は教材提供校

赤丸は教材提供校

授業の様子

授業の様子

普及に向けた取組み

 今般、教育現場のGIGAスクール構想の進展に合わせて、専用サイトのバージョンアップを行いました。また、サイトを介して教材映像の視聴や教材のダウンロードを可能にするなど利便性の向上にも努めています。さらに、「総合的な探究の時間」が初めての先生でも安心して授業できるよう、標準的な進め方を示した指導案や授業スライド・映像教材をパッケージで提供し、先生の働き方改革も後押ししています。

※2019年に開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取組み

教材紹介画像


 鹿島は今後も、社会貢献活動の一環として次世代教育支援に継続して取り組んでいくとともに、本プログラムを通じて建設業への興味や関心、理解を深めてもらいたいと考えています。

(参考)
【申込み先】
鹿島建設教育支援事務局のホームページをご覧ください。
実践事例の紹介や説明会を随時オンラインにて実施しています。
URL: https://www.career-program.ne.jp/kajima/

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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