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プレスリリース

[2022/09/14]

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災害時も平常時も有効活用できるエリアプラットフォームの構築を
港区赤坂地域で実証

~東京都から「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」を受託~

 鹿島(社長:天野裕正)は、東京都が公募した「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」に港区赤坂地区総合支所(総合支所長:中島博子)とともに応募していたところ、このたび事業主体に採択されました。今後、港区赤坂地域において、同地域に関連する諸団体・事業者、赤坂地区総合支所、鹿島グループ各社と連携し、地域に根付き・寄り添い、災害時も平常時も有効活用できるような、まちづくりに資するサービス基盤 “エリアプラットフォーム” の構築を実証します。

東京都による公募結果の詳細は、以下のURLをご覧ください。
https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/news/2022/202208_007.html

■災害時・平常時ともに価値をもつフェーズフリーな「エリアプラットフォームの構築」実証について

1.背景と目的

 現在、東京都においてスマート東京の実現に向けた施策が進められていると同時に、その他多くの地域でもスマート化をテーマとした取組みが進められています。ただし、それらの取組みは、新規開発(グリーンフィールド)に伴い実施されることも少なくなく、様々なデジタル技術が投入されているものの、技術的可能性の検証という意味合いが強い状況にあります。
 今回は、既存市街地(ブラウンフィールド)である赤坂にてスマート化を実証します。「もしも」の災害時だけでなく、「いつも」の平常時にも価値を有する「フェーズフリー」の視点に立ち、街の見える化を通じて、住民に対する安全・安心の提供、住民の利便性向上、ならびに街のさらなる賑わい創出に資する仕組みづくりを目指します。

街の見える化基盤の構成イメージ 

街の見える化基盤の構成イメージ 

2.実証の概要

 実証にあたり、赤坂地域に関連する諸団体・事業者、地域行政、鹿島グループ各社と連携し、同地域のニーズや意見を汲み取り、同地域の資源や安心・安全に関する状況を同一連携基盤等で可視化します。これにより、分散管理されていた施設や情報等を有効活用し、関係者間で地域の課題や問題をタイムリーに認識、対応できることを実証します。
 現時点で想定している具体的な実施概要は、以下のとおりです。なお内容は、2022年度中に行われる地域に関連する諸団体・事業者との対話を踏まえて最終決定します。

[1] データ連携基盤による街の見える化
  • 地域活動情報の可視化
  • 防災関連情報等の可視化

鹿島グループの提供する災害対策システムとの連携イメージ

鹿島グループの提供する災害対策システムとの連携イメージ


[2] 公園や空地利用・管理のDX
  • 公園イベント参加などのデジタル申請対応
  • イベント主催者・出店者情報のオープンシステム構築
  • 遊具、設備、公園樹木などへのNFC(近距離無線通信)タグ貼り付けによる管理効率化


対候性NFCタグ

[3] 可搬式モジュールバッテリーの活用
  • 公園・空地でのフェーズフリー対応バッテリー搭載多用途ワゴンの運用
(活用例)
平常時:屋外イベントや各種サービスの電源
災害時:非常用バッテリー


災害時:バッテリー搭載多用途ワゴンと設置場所イメージ

3.実証の期間

2022年9月から2025年3月まで(予定)

4.事業主体等

事業主体  : 港区赤坂地区総合支所、鹿島建設株式会社
鹿島グループ会社  : 株式会社アバンアソシエイツ、株式会社イー・アール・エス、
   鹿島建物総合管理株式会社、かたばみ興業株式会社、
   株式会社小堀鐸二研究所、株式会社One Team
事務局支援  : 株式会社Andeco

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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