[2023/12/01]
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名古屋伏見駅至近のハイグレードオフィスビル
「(仮称)錦通桑名町ビル計画」着工
鹿島(社長:天野裕正)は本日、名古屋市にて開発を進めている「(仮称)錦通桑名町ビル計画」に着工しました。本計画は、名古屋屈指のビジネスエリアに位置する「伏見駅」から徒歩1分という好立地に、地上13階建、賃貸床面積約5,300坪のハイグレード賃貸オフィスビルを建設するものです。竣工は2025年10月を予定しています。
本計画の特徴
■ 最寄り駅から天候に左右されずにアクセス可能な連絡通路を整備
最寄り駅である地下鉄「伏見駅」から伏見地下街を経て直接接続する連絡通路を整備することで、天候に左右されない快適なアプローチを実現します。
■ 多様なワークスタイルに対応するフレキシブルな執務空間を提供
2階~13階は、貸室面積約440坪の整形無柱空間を実現、1フロアは最大6区画に分割可能(最小区画 約38坪)で、フレキシブルな執務空間を提供します。
1階には入居者専用の共用ラウンジ、屋上には約450m2の開放的なテラスを設置予定であり、ビル共用部を活用したABW(Activity Based Working)が可能です。
■ 高品質オフィスの整備および公共貢献の実施
本計画は、名古屋都市計画地区計画における名古屋駅・伏見・栄地区都市機能誘導制度を活用しています。本制度で定められた高品質オフィス※の整備に加え、帰宅困難者用退避施設の整備、建物周辺および屋上テラスの緑化、歩行者空間の拡張および伏見地下街との接続等、さまざまな公共貢献を実施します。これらにより、本制度において初めて100%を超える容積率緩和を実現しました。
※ 以下2点の基準をいずれも満たすもの
- 事務所の用途に供する部分の1階あたりの床面積が500m2以上かつ当該部分の床面積の合計が5,000m2以上であること
- CASBEE評価認証認定機関よる認証においてCASBEE新築の配慮項目Q1及びQ2の評価点の平均が3.8以上である、又はCASBEEウェルネスオフィスAランク以上を取得すること
■ ウェルネス・環境への取組み
ビル利用者の健康や快適性を維持・増進する取組みとして、CASBEEスマートウェルネスオフィス認証の最高位である「Sランク」を取得しています。
また、環境配慮への取組みとして、高性能Low-E複層ガラスや高効率空調機を導入します。さらに、LED照明や明るさセンサーにより適正な照明設定を行います。これらの効果により、一次エネルギーの年間消費量を50%以上削減でき、BELS認証の「ZEB Ready」を取得しています。
■ 街並みと調和し、地域の個性を表現した外観デザイン
視界が開ける錦通側にメインファサードを設け、街並みと調和する外観デザインとしています。
高層部は、錦通にふさわしい先進的なデザインとすべく、伏見の地域性を採り入れた、縦連窓を採用します。これは、古くからの繊維問屋街にちなんだ織物から連想される縞模様と、地域に点在する神社仏閣の自然から連想される竹林をイメージしたもので、天に伸びるデザインは地域の発展と企業の成長を表現しています。
低層部は、街並みの連続性に配慮して、南側は水平を強調したファサードデザインとし、西・北側は天然木を使った温もりのあるデザインとすることで、歩行者空間に憩いの場を提供します。
■ スマート生産技術の導入
当社は、建築工事に関わるあらゆる生産プロセスを変革し、生産性の向上を目指す「鹿島スマート生産」を推進中です。「鹿島スマート生産」では、「作業の半分はロボットと」「管理の半分は遠隔で」「全てのプロセスをデジタルに」の3つをコアコンセプトに掲げ、工事にロボットやBIM、現場モニタリングシステム等を積極的に導入しています。本計画にも、これらを集中的に導入することで、生産性の向上ならびに働き方改革の実現を目指していきます。
計画概要
事業主 | : 鹿島 開発事業本部 |
所在地 | : 愛知県名古屋市中区錦二丁目1501、1515(地番) |
用途 | : 事務所 |
敷地面積 | : 約2,442m2 |
延床面積 | : 約25,810m2 |
階数 | : 地上13階地下1階 |
構造 | : S造、一部SRC造 |
駐車台数 | : 131台 |
設計 | : 鹿島 中部支店 |
施工 | : 鹿島・矢作共同企業体 |
竣工 | : 2025年10月(予定) |
位置図
※ 本資料中の記載・イメージパースについては、計画段階のものであり、今後変更が生じる可能性があります。
プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。