鹿島美術財団が文化庁・西洋美術振興財団から表彰
1982年の設立以降、長年にわたり美術に関する調査研究助成を中心に活動している(公財)鹿島美術財団が、2018年9月にその功績を認められ、2018年10月、文化庁創立50周年記念表彰、第13回西洋美術振興財団賞の文化振興賞を受賞しました。
文化庁創立50周年記念表彰は、同庁が2018年6月15日に創立50周年を迎えたことを記念して、過去50年を振り返り文化振興に寄与した個人、団体を称えるものです。同財団の文化芸術活動への助成事業を通じて、文化芸術の振興に多大な貢献をしたことが高く評価され受賞に至りました。
一方の西洋美術振興財団賞は、西洋美術の振興を目的に、過去2年間に開催された西洋美術に関する展覧会などの中から西洋美術の理解、文化交流の促進、研究発展に対して優れた活動を表彰するものです。鹿島美術財団の平時の活動と助成を通じて「クラーナハ展―500年後の誘惑」の実現に寄与したことで、文化振興賞に選定されました。
財団の活動は、国内外の若手・中堅の美術研究者を主な対象として、美術に関する調査研究助成のほか、出版援助、国際交流援助、美術普及振興を行っており、その活動実績はこれまでに約2,370件、総額約19億2000万円にのぼっています(2017年度現在)。