東京都立両国高校で「橋」をテーマにした総合的な探究の授業を支援
東京都立両国高校にて2019年6月~12月にかけて、「橋」テーマにした出前授業を実施しました。これは高校で導入がスタートしている「総合的な探究の時間」の授業を支援するものです。
両国高校では学校名の由来である「両国橋」から着想を得て「橋」をテーマに設定し、世界の隔てられているもの、未知のもの、遠い世界のもの等の「今繋がっていない物事に橋を架ける」という目標のものとに探究の授業が展開されました。当社はこの授業を支援し、多くの橋梁工事の経験がある技術者を講師として派遣。6月に1年生全員を対象に「橋」についての一般的な講義を実施したほか、ゼミ形式に分かれた2学期には、特に技術に関心ある生徒を対象に橋の構造について講義しました。
12月にはまとめとして、橋の強度についての理論を、パスタブリッジを制作して実証した発表が行われました。生徒たちは数名の班に分かれて、事前計算による予測と実験結果の差異についての考察を発表。「コスト」、「工程」、「構造特性」などといった実際でも問題になるところを、高校生らしく柔軟で独自の観点から研究をしており、講師として参加した技術者も感心させられることもありました。
当社は社会貢献活動として次世代教育を重視しております。今後も未来をつくる人材育成の一助になることを願い、私たちがプロジェクトをとおして得てきた経験を活かして、高校の総合的な探究の授業を支援していきたいと考えています。