第27回「鹿島美術財団賞」授賞式を開催
2021年5月20日、鹿島KIビル(東京都港区)で、(公財)鹿島美術財団(理事長:鹿島公子)が主催する鹿島美術財団賞の第27回授賞式が、オンライン同時配信を併用して開催されました。同賞は毎年優れた美術史研究を表彰するもので、研究発表に先立ち、鹿島理事長から受賞者に賞状と副賞50万円が授与されました。
今回の受賞者は「新出のイマーム・ムーサー・カーズィム廟寄進銘及びペルシア語詩銘入り真鍮製燭台について」の神田惟氏と、「ルネサンスのイタリアにおける『キリスト哀悼』彫刻群像表現の研究」の藤﨑悠子氏。財団賞につぐ優秀者は、「中世絵画における猿曳の図様に関する研究」の荏開津通彦氏と、「第二次世界大戦下におけるピエール・マティス画廊の役割̶ヨーロッパとアメリカの美術交流を中心に̶」の長名大地氏。2018年に助成を受けた54件の研究から選ばれました。
鹿島美術財団賞は昨年11月、(公社)企業メセナ協議会が主催するメセナアワード2020において、メセナ大賞を受賞しています。