東名高速道路 沼津IC~裾野IC間(上り線)の
法面災害応急復旧工事が完了
2021年7月3日、関東・東海地区に降った大雨は、静岡県熱海市伊豆山地区の土石流災害だけではなく、東名高速道路(上り線)の沼津IC~裾野IC間でも法面崩落災害を発生させました。崩落規模は延長約40m、土量約2,000m3で、高速道路には約600m3の土砂が流出し、上り全2車線が通行止めとなりました。
当社横浜支店は中日本高速道路の要請により、翌7月4日に応急復旧工事を開始。下り線への土砂流出を防ぐため大型土のうを設置し、法面の変位を計測しながら、崩れた土砂の撤去や親杭横矢板の設置など復旧作業を行い、9日の18時に上り線1車線を開通させました。その後、鋼矢板やグラウンドアンカーの打設など昼夜にわたる作業を実施。8月27日11時に応急復旧工事が完了し、2車線の通行が可能となりました。
現場スタッフ全員の「自ら考え自ら行動する安全」と「良好なコミュニケーション」が重要と考える栗原健吾所長。工事をふり返り、「早期の2車線開通に向け、片側車線を営業しながらの工事は常に緊張惑を伴い大変でしたが苦労とは感じませんでした。短期間の厳しい工程の中、発注者と当社、協力会社が一体となって技術と創意工夫を出し合い、早期復旧に貢献することができました。今後の本復旧工事も心して臨みます。」と語りました。