(公財)鹿島美術財団 東京美術講演会開催
2021年10月28日、鹿島KIビル(東京都港区)で、(公財)鹿島美術財団(理事長:鹿島公子)主催の東京美術講演会が開催されました。
同財団は、美術の振興を図り、わが国の文化の向上と発展に寄与することを目的に1982年に設立されました。同講演会は、その活動の一環として1984年より開催されています。
今回の講演会は、「影の美術史」が総合テーマとなりました。鹿島理事長挨拶、総合司会を務める高階秀爾大原美術館館長から趣旨説明の後、岡戸敏幸早稲田大学非常勤講師による「十九世紀日本の『影法師』―遊戯・写真・追慕―」、遠山公一慶應義塾大学文学部教授による「イタリア・ルネサンスにおける陰影」の講演が行われました。
その後の総合討議では、河野元昭静嘉堂文庫美術館館長、小佐野重利東京大学特任教授、高階氏、講演者とで、活発な議論が繰り広げられ、来場者はその分野の第一人者の言葉に聴き入っていました。