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東京都立両国高等学校の「橋をつくる」をテーマとした授業に講師を派遣

  • 次世代教育

鹿島は、2019年度から東京都立両国高等学校(東京都墨田区)の「総合的な探究の時間」の授業に社員を講師として派遣しています。授業は1、2年生を対象に複数のゼミに分かれて行われ、当社は橋梁工事の経験を持つ土木系技術者が「橋をつくる」をテーマとしたゼミを担当。2022年6月、12月、2023年3月の3回にわたり講師を務めました。

初回の授業では講師が橋の構造や設計、材料について講義を実施。その後、生徒たちは5つの班に分かれ、それぞれのテーマを決め研究を開始しました。各班は約半年をかけて、斜張橋のケーブルに焦点を当てた研究や、橋の断面形状による強度の違い、11種類のパスタやアイス棒で作った橋の載荷実験など、さまざまな観点から探求を行い、12月の授業では中間結果を発表。講師は研究の方向性や効果的なプレゼンテーションについてアドバイスしました。

最終授業となった2023年3月23日は、1年間の研究成果を披露する最終発表会が行われました。各班からは、掲示用のポスター、実験動画を組み込んだパワーポイントや模型を使うなど、工夫を凝らした発表が行われ、生徒たちは熱心に研究成果を確認しあいました。

図版:パスタで制作したトラス橋

パスタで制作したトラス橋

図版:アイス棒で制作した下路トラス橋(写真上)と上路トラス橋

アイス棒で制作した下路トラス橋(写真上)と上路トラス橋

講師を務めた社員は生徒たちに向け、「テーマの着眼点もよく、協力して探究を深め、発表の仕方も中間発表時と比べて格段によくなり、素晴らしかった。研究や実験には失敗がつきものだが、失敗することは問題ではなく、なぜ失敗したかを考え、振り返ることが大切。こうした学びに対する姿勢も、後輩たちに引き継いでいってほしい。」とメッセージをおくりました。

図版:最終発表の講評をする講師

最終発表の講評をする講師

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