防災科学技術研究所より感謝状を受領
2023年9月6日、鹿島は防災科学技術研究所より感謝状を受領しました。この感謝状は、同研究所が展開する全国強震観測網K-NET観測施設の設置場所として、当社の保有地(東京都港区)を提供し、新設及び運用費用を寄付したことに対し贈られたものです。
当日は東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催されたシンポジウム「強震観測を考えるー過去100年に学び今後100年に期待することー」において、寶理事長から当社技術研究所の利穂所長へ感謝状が手渡されました。
K-NETは1995年1月に発生した阪神・淡路大震災を契機として整備が進められた地震観測網で、被害を及ぼすほどの強い揺れ(強震動)まで正確に記録することを目的としています。観測は全国1,000カ所以上で継続的に行われていますが、今回、これまで未設置であった東京都心の山手線内側エリアへの施設整備が実現し、関東大震災から100年の節目にあたる2023年9月1日に観測を開始しました。首都直下地震などの発生が懸念される東京都心での強震観測開始に、地震防災へのさらなる進展が期待されます。
シンポジウムの様子
(左)防災科学技術研究所 寶理事長
(右)鹿島技術研究所 利穂所長