2023年10月12日、鹿島KIビル（東京都港区）で、（公財）鹿島美術財団（理事長：鹿島公子）主催の東京美術講演会が開催されました。

同財団は、美術の振興を図り、わが国の文化の向上と発展に寄与することを目的に1982年に設立されました。同講演会は、その活動の一環として1984年より開催されています。

今回の講演会の総合テーマは、「庭園の美術」。鹿島理事長挨拶、総合司会を務める高階秀爾東京大学名誉教授から趣旨説明の後、桑木野幸司大阪大学大学院人文学研究科教授による「西欧庭園と美術：文芸，絵画，空間芸術のはざまで」、板倉聖哲東京大学東洋文化研究所教授による「庭園の表象、東アジアの場合」の講演が行われました。

その後の総合討議では、河野元昭東京大学名誉教授、大髙保二郎早稲田大学名誉教授、高階氏、講演者とで、活発な議論が繰り広げられ、来場者はその分野の第一人者の言葉に耳を傾けていました。