「高専GIRLS SDGs×Technology Contest」に協賛
鹿島は、独立行政法人国立高等専門学校機構が主催する「第3回高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON202)」に協賛しました。本選は2024年12月15日に日経ホール(東京都千代田区)で開催され、エントリー85チームから予選を勝ち抜いた12チームが出場しました。
高専GCON2024
高専GCONは、全国の国公私立高等専門学校の本科・専攻科に在籍する女子学生を中心とした学生チームが、日ごろの学習や研究の成果をもとに、SDGsの視点で社会課題の解決に向けた様々な技術開発を提案するコンテストです。当社は、社会課題を解決して未来を切り拓きたいという思いに強く共感し、建設業で唯一、第2回高専GCONから協賛を行い、次世代を担う高専生たちの挑戦を応援しています。
本選開催前の11月18日には、呉工業高等専門学校で「高専生のキャリア」をテーマに仕事のやりがいやキャリアについて考える出張授業を実施しました。当社の人事担当者や同校のOB・OG社員が登壇し、建設業の使命や建築技術系・設備技術系社員の仕事内容、高専を卒業した先輩社員の活躍について紹介しました。高専生からは「建設業にも色々な仕事があることを知った」「建物を見る視点が変わった」など、建設業により興味を持ったという感想が寄せられました。
当社社員が呉工業高等専門学校で出張授業
本選当日のプレゼンテーションでは、コンクリート構造物が固定化するCO2を3Dスキャナを活用して定量的に把握するシステムや、脱脂粉乳から革風素材をつくりブランド化を目指すアイデアなど、創意工夫の光る提案が繰り広げられました。
福島工業高等専門学校のチームに「鹿島賞」を贈呈
プレゼンテーション後に行われた表彰式にて、当社は、地元いわき市の活性化に貢献するため地元企業とともにまちのシンボルと休憩・交流の機能を兼ね備えるパークレット(歩行者中心の道路空間)を設計し、駅前に設置した福島工業高等専門学校のチームに鹿島賞を贈呈しました。後日、当社の技術研究所見学や女性技術者との意見交換会を実施する予定です。最優秀賞は、ドローンで撮影した選手の動きをAI解析技術を用いて可視化することで、トップアスリートだけでなく誰もが競技力向上につなげられるアプリの開発を提案した米子工業高等専門学校のチームが受賞しました。
当社社員がトークセッションに登壇
また、社会で活躍する5名の女性技術者によるトークセッションも開催され、当社の土木技術系社員が登壇。理系を志したきっかけや、高専での学びがどのように仕事と結びついているのかについて語り、高専生へエールを送りました。
会場は高専生の熱意にあふれ、各チームの提案は個性豊かなものばかりでした。ぜひ大会の様子を高専GCON公式ホームページ※からご覧ください。
※GCON2024公式サイト
https://gcon.kosen-k.go.jp/