種子島中学校主催の「職場体験学習」を受入れ
2025年5月27~29日の3日間、西之表市立種子島中学校(鹿児島県)が実施する3年生115名を対象とした「職場体験学習」において、鹿島は昨年に続き6名の生徒を受け入れました。
講義をする鹿島社員
この職場体験学習は、生徒たちが「将来の夢を膨らませ、今後の進路学習や強化学習の意欲を高めること」や「多くの人と接することによって、人間関係の大切さや礼儀作法など、生きていくうえで必要な資質を高めること」を目的に行われています。今年は九州支店の現場に従事する社員6名が講義や実習を担当しました。
1日目は、建設業の社会的役割と鹿島について紹介した後、地震災害による液状化現象を学ぶための模型を用いた体験実習を行いました。生徒たちは「建設業の社会的役割を知って、この仕事に興味を持った」「地震が起きたときにどのように液状化するかを詳しく知ることができた」と関心を深めていました。
液状化実験
モルタル制作
2日目は、建設現場で働く人が安全に作業するための服装について紹介し、安全VR体験やモルタル製作・レベル測量など、実際の現場で行う作業を体験しました。最終日は、CADを使い、2日目に行った測量結果の図面化に挑戦しました。そして最後の実習では、パスタで橋梁を作り強度を競い合うことで、多くの人と協力しながら一つの構造物を作りあげる過程を体験。生徒からは「橋の構造を調べながら、パスタ橋をみんなで楽しく作ったことが印象に残った。」との感想が述べられました。
レベル測量体験
パスタ橋梁製作
体験学習を終えた生徒たちは、「笑顔のあふれる、明るい職場で楽しそうな職場だった」「今回の体験を進路選択や学業に活かしたい」と3日間を振り返り、参加した当社社員も「自身のキャリアや建設業界を見つめ直す刺激的な機会となった」と語る など、両者にとって実りのある「職場体験学習」となりました。